【2020年京都の最強穴場】インスタ映え?ミステリースポット?大岩神社の堂本鳥居は存在感・遺跡感あり過ぎ。

京都・伏見の大岩神社というと「京都の古代遺跡」とか「深草のパワースポット」といった説明から、「昼でも不気味」「行ってはいけない場所」「心霊スポット」などという訪れるのを躊躇するような文言まで出てきます。

京都の数ある寺社の中では交通の便も良くないし、気軽に訪れるにはちょっとハードルが高い神社ですが、どうしても観たかった鳥居があるので思い切って行ってみました。

ほとんどミステリースポット!な雰囲気を持つ、大岩神社です。

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いざ、大岩神社へ!駅から大岩街道を通り参道へ向かう

最寄り駅はJR藤森(ふじのもり)駅になります。駅を降りたところは普通の住宅地っぽい雰囲気です。JR藤森は京都駅から奈良線に乗って10分弱で着きます。

なんとなく山側に歩き始めたいところですが、Googleマップで見たところ大岩街道に出たほうがわかりやすそうだったので、とにかく駅から少し下がった通りを右折するところから10時30分にスタート。

住宅街を抜け、線路上の陸橋を渡り、道なりに進んでいくと大岩街道へぶつかります。右折して、ここからは街道沿いに歩きます。この時点で10時50分。写真を撮ったりマップを見たり、ついでにポケGOしたりしながら、けっこうのんびり歩いてます。

大岩街道沿いにはお菓子工房の施設があったり、不思議な雰囲気のアンティークショップ&カフェがあったり・・・。その他はほとんど事業所っぽい建物が多い印象。

なお、この大岩街道沿いにバス停がありました。京阪竹田駅とか近鉄藤森駅からなら京阪バスが1時間に1本ぐらいのペースで運行しているようです。あとから調べたことで、今回は利用しませんでしたが、参道入り口に一番近いバス停は「深草谷口町」です。

10分ほど街道沿いを歩くと、右手に鳥居が見えました。どうやら入り口に着いたようです。そばには保育施設の緑色の看板がありました。

一の鳥居の先は別世界へ

最初の鳥居をくぐるところからお参りが始まります。街道沿いのアスファルトの道と違い、ここからは林道のようです。ここで11時。駅から30分です。

鳥居の横の案内板によれば、大岩山の山頂付近にある大岩・小岩を男神・女神として祀る山岳信仰の神社なのですね。古文書が山火事で焼失したために創建は不明とのこと。

「京都の日本画家堂本印象氏が寄進した石造彫刻の大小二つの鳥居がある」とも記載されています。今回はこれがお目当てです。

参道に入った途端に、いきなり山道っぽくなって、雰囲気が変わります。やはり鳥居というのは神聖な世界への入り口なんですね。

先へ進んでいくと「大岩山展望所580m」の看板。これが長いか短いかは、道中の高低差によります。

前方に次の鳥居が見えました。ついでに「マムシに注意」の看板も見えます。足元には注意したほうが良さそうです。

第二の鳥居。道が険しくなってきました。今は春なので気になりませんが、夏は蚊が多そうです。

私は蚊を呼び寄せる体質なので、夏場は遠慮したいです。

右手に竹林を見ながら進んでいくのですが、だんだんと登山っぽくなって、息も切れてきます。こういうの、嫌いじゃありません。

周囲で見られる植物の看板がありました。でも「マムシに注意」なのであまり散策して回らないほうがいいかも知れませんね。

龍神の住処と伝えられている池だとか。もう少し整備されていれば、とてもいい場所だと思います。水もきれいですし。

ちなみに最初の鳥居から10分かかりました。

池のそばに三つめの鳥居がありました。前の二つと違い、ここは石造りです。

さらに先へ10分ほど進むと、前方にちらっと見えてきました。今回の目玉である「遺跡っぽい鳥居」です。遠目からもタダモノじゃない感じが伝わってきます。

大岩山の遺跡「堂本鳥居」に到着

ついに大岩神社の名物鳥居である「堂本鳥居」との初対面です。他に誰もいないので貸切です。

この大岩神社に「摩訶不思議」というイメージを付け加えたのは、あきらかにこの石製の鳥居です。いかにも「いろいろなパワーが集まって来そうな場所」にしちゃってますね、この鳥居が。

ちなみに11時12分到着です。駅から42分歩いたことになります。

左下に堂本印象による寄進を示す石版が置かれていました。

神社の鳥居というよりも仏教?ガンダーラ?

人によっては「なんかヤバい」みたいな感覚に襲われるという話も聞きましたが、たしかにここはミステリースポットと呼びたくなるような、独特の雰囲気に包まれています。そういったものに疎い私はヤバいもの何も感じませんでしたので、楽しく撮影しました。

右柱に掘られているのは多聞天(毘沙門天)のようにも見えます。宝塔持ってますし・・・。

左柱は玉を抱えた僧侶でしょうか。玉は法具なのか何なのか、調べてみないとわかりません。

上にいる人たちの着ている物などは、ちょっと洋風にも見えてしまいます。

裏側も見てみましょう。こちらもまたすごい。ウサギとか鳥のほかに、性別不明の人物像。

ウサギの目つきがけっこう怖い・・・。

両脇の狛犬も独特の姿をしています。狛犬も堂本印象さんのデザインなのでしょうか。

『トゥームレイダー』とかに出てきてもおかしくない存在感です。ゲーム的というか、ビジュアル系というか。

しかし、ミステリースポットだなあ、見るからに。

石はただでさえ力を宿しやすいもの。これだけの彫刻作品ですから、年が経つほどにパワーが強くなっていくのでは・・・。何のパワーだかはわかりませんが。

帰りにもう一度じっくり見ることにして、先に進みます。大岩神社はまだ上です。

復旧が待たれる大岩神社

事前の情報によれば、大岩神社は2018年の台風でかなりの被害を受けたのだとか。ここから先は、その傷跡が随所に残っていました。

地域の人々のご尽力で、参道は通れるようになっていました。でも手が付けられないような場所もあるようです。

根こそぎ倒された木が多く見られます。「倒木注意」の立て札もたくさん目にしました。でも道が通れない、というようなことはありません。参道そのものの整備はされています。

途中で右へ行くと展望台、左へ行くと大岩神社、という分岐があります。

こちらが大岩神社方向。廃墟感とでもいうべき雰囲気がどうにもこうにも・・・。少しずつ何とかしていかないとダメですね、これは。

かなりの手間と時間がかかると思います。私に財力があったら、ぜひ普請したい・・・。

全体的に荒れた感じの風景になっています。夜は怖くて来れないかも・・・。

そして何よりも復旧作業が必要なのは、大岩神社そのものでした。これはひどい・・・。

鳥居が折れてなくなってます。右の狛犬も落ちちゃってます。早く戻してあげたいものです。

大岩神社は専属の管理者がいないようで、かなり残念な状況です。荒れきってます。大岩大神もさぞや悲しまれていることでしょう。

平成26年より神主不在とのこと。地域の人が交代で世話をしているのでしょうか。

神社の奥にもうひとつの堂本鳥居が・・・

大岩神社の左脇には別の参道があり、途中には別の堂本鳥居がありました。大岩神社にお参りするだけなら、上の道を来れば簡単そうです。

この堂本鳥居はこじんまりとしたかわいい鳥居です。こじんまりとしてはいますが、存在感は抜群です。大きいほうに負けていません。

これくらいのサイズなら、我が家の玄関に設置してもいいなあ。

柱の裏側に銘が入っていました。

堂本印象さんは1891年生まれの卯年。あとの二人は誰でしょうか。

上の道に面した、もうひとつの参道入り口。でも地図で見たところでは、駅から大岩街道経由で参拝するなら、今回の山道の方が圧倒的に近そうです。

山頂は無料の絶景ポイント

大岩山山頂は中腹の堂本鳥居から10分ほどで到着します。大岩神社への道は途中で分岐しており、神社へお参りしてから山頂に行くなら、さらに10分前後かかると思います。

無料で京都の絶景・夜景が観られるスポットとして有名らしいです。あいにくの天気でしたが、伏見桃山城や大阪ビル群、嵐山、愛宕山が一望できる素敵な場所でした。

帰りも駅まで徒歩

やっぱり大岩神社の難点は最寄り駅からの距離ですね。ここまで登って神社も堂本鳥居も見られたのは大満足なのですが、帰りもそれなりに大変です。でも下りなのでその分気が楽ですが。

一気に山を下って(途中でまた堂本鳥居の写真を撮ってましたが)、JR藤森駅まで戻りました。11時45分まで山頂にいて、駅に着いたのは12時30分。ストレートに戻れば、おそらくは山頂から30分ほどで駅に着くと思います。

おわりに

大岩神社はもっと整備できればいい名所になりそうなのに、と思いましたが、これは観光客の勝手な感想です。

実際問題、神社を維持するのにはお金が掛かるし、参道を整備するのもその労力たるや大変なものですから。どこかのアニメでロケ地として使われてくれるのが一番手っ取り早いかも・・・。

いずれにしても現状では荒れた感じが著しく、万人向けの観光地とはとうてい言えない場所でした。でも堂本鳥居を見たいだけなら、人も少なくておすすめです。間違いなく「穴場」ではあります。

私はものすごく満足して帰ってきましたが、きっと人によりけりですね、ここは。

なお、京都には堂本印象美術館があるようなので、いずれ機会があったら行ってみたいと思いました。これだけ存在感のある作品がつくれる人って、やっぱりすごいですよね。天才です。

ちなみに、この日の宿泊は「グランドプリンスホテル京都」。プリンスポイントを使って無料宿泊券を発行したので、デラックスツインに1泊タダで泊まれます。

プリンスホテルにお得に泊まる方法については下の記事にまとめてあります。

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