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【決定版】岡本太郎の作品が観たい!どこで?どうやって行くの?詳しくまとめてみた。 ~中部・近畿・中国エリア~

普段気づかないだけで、実は身近にあるかも知れない岡本太郎の作品。

昔あったパブリックアートで、今はもう無くなってしまって観られないようなものもあるので、見られるうちに観ておかないとあとで後悔するような気がします。

岡本太郎の作品が観たい!どこに行けば観られる?どうやって行くの?

本記事では中部・近畿・中国エリアにある岡本太郎の作品の設置場所についてまとめてみました。

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目次

①兵庫・大谷記念美術館の『午後の日』(兵庫)

兵庫県の西宮市大谷記念美術館に岡本太郎作品『午後の日』があります。

『午後の日』の概要

1967年制作の『午後の日』(Afternoon)は岡本作品特有の顔をモチーフにした多数の作品の中でも、特に穏やかな顔つきをしているものです。姫路・バーズタウン公園の『若い泉』も同じ造形をしています。

同じ造形の作品をパートナーである岡本敏子が東京都多磨霊園の岡本太郎の墓碑にしたことからも、岡本太郎のお気に入りのキャラクターだったと思われます。

『午後の日』へのアクセス

JR神戸線「さくら夙川」駅から徒歩15分。(西宮市大谷記念美術館)

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②三重県営サンアリーナの『であい』(三重)

伊勢市にある多目的イベント施設「三重県営サンアリーナ」の前にあるのは、岡本太郎の噴水アート作品『であい』。

『であい』の概要

1994年に開催された三重県世界祝祭博覧会(まつり博)のために作られたモニュメントです。金色の像が4m、銀色の像が3.5mで、男性と女性をイメージして制作されたとされています。

以前は『出会いの泉』として噴水が行われていましたが、現在は再整備されてモニュメントのみとなっています。

『であい』へのアクセス

近鉄五十鈴川駅からバスで20分、あるいはJR二見浦駅からタクシーで5分。車の場合は伊勢二見鳥羽ラインの二見ICもしくは朝熊東ICから。

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③兵庫・ホテル シーショア リゾートの『繚乱』(兵庫)

兵庫県・新舞子海水浴場の近くに建つ「ホテル シーショア・リゾート」敷地内に、岡本太郎作品『繚乱(りょうらん)』があります。

『繚乱』の概要

繚乱(りょうらん)は”花が咲き乱れる”の意。作品名は岡本太郎の母・岡本かのこの小説『金魚繚乱』の影響もあるとか。

金色のモニュメントは「太陽の塔」にも似た表情を持ち、オーシャンビューの環境にぴったりの堂々たる姿で立っています。ホテルの設計者が岡本太郎、丹下健三の弟子だった縁で設置されました。

『繚乱』へのアクセス

山陽自動車道 龍野ICより17分。

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なお、岡本かのこの小説『金魚繚乱』はコミック化されています。

※ホテルシーショアリゾートは残念ながらコロナ禍による影響で2020年4月より営業を休止しています。

④姫路・バーズタウン公園の『若い泉』(兵庫)

兵庫県姫路市の住宅地に隣接したバーズタウン公園の一角に、岡本太郎作品『若い泉』があります。

『若い泉』の概要

都市公園を手がけた住宅開発会社の依頼を受けて1974年に岡本太郎が制作した作品です。

『若い泉』という名称のとおり、もともとは公園の噴水モニュメントとして設置されたもの。現在は老朽化が進み、噴水は停止しています。

『若い泉』へのアクセス

中国自動車道 夢前スマートICより15分。

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⑤姫路市立総合スポーツ会館前の『躍動』(兵庫)

兵庫県の姫路市立総合スポーツ会館前の広場に岡本太郎作品『躍動(やくどう)』があります。

『躍動』の概要

無条件に心身を躍動させることをスポーツの喜びであるという理念に基づいて、昭和56年に制作されました。

『躍動』へのアクセス

中国自動車道 夢前スマートICより15分。

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⑥福井・越前陶芸村の『月の顔』(福井)

越前焼を、見て学ぶ「資料館」、作って楽しむ「陶芸教室」、使って味わう「茶苑」が揃った陶芸館などが並ぶ越前陶芸村に、岡本太郎作品の『月の顔』があります。

『月の顔』の概要

旧宮崎村で陶芸体験をしていたことがある岡本太郎が、村制100年記念の際に依頼されて制作した「月の顔」。男性と女性の2つの顔を持ち合わせており、「二人一体で完全体となる」というメッセージが込められているとか。

『月の顔』へのアクセス

JR武生駅/福鉄線神明駅よりバス(鯖浦線)「かれい崎行」「陶芸村口」下車

⇒越前陶芸村(公式)

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⑦京都外語大学食堂の『眼と眼』(京都)

京都市右京区にある京都外語大学の学生食堂「CAFE TARO(カフェタロー)」内の壁面に岡本太郎の陶板画『眼と眼(コミュニケーション)』があります。

『眼と眼』の概要

1980年に制作された大迫力の作品『眼と眼(コミュニケーション)』は5m×5mの陶板画。学長の依頼で同大学のために制作されたものです。

向かい合った2人が言葉よりも先に眼と眼でコミュニケーションを交わす様子が描かれたものだとか。

『眼と眼』へのアクセス

阪急京都線「西院」駅から徒歩15分。9号館(国際交流会館)1階の「CAFE TARO(カフェタロー)」。一般利用OK。

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⑧RSK山陽放送ビルの『躍進』(岡山)

RSK山陽放送の本社ビル壁面に岡本太郎作品『躍進』があります。

『躍進』の概要

陶板レリーフ作品『躍進』は、1972年の山陽新幹線岡山駅開業の折にRSK山陽放送が「岡山の街の躍進」をイメージして岡本太郎に制作を依頼したものです。

JR岡山駅構内に長年設置されていましたが、2020年に修復し、RSK山陽放送の新社屋に移設されました。

『躍進』へのアクセス

岡電東山線「城下」駅から徒歩2分。

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⑨岐阜メモリアルセンターの『未来を拓く塔』(岐阜)

1988年開催の「ぎふ中部未来博」のメイン会場となった岐阜メモリアルセンターの”未来の丘”に、岡本太郎作品『未来を拓く塔』が建っています。

『未来を拓く塔』の概要

中部未来博のシンボル、高さ16mの『未来を拓く塔』。頭部はヒマワリをイメージして、脚部はランナーの走る姿をイメージして制作されたとか。

「未来は時の流れの遠いかなたにあるものではない。いまこの瞬間にナマ身でひらくのだ」というメッセージが添えられています。

『未来を拓く塔』へのアクセス

JR岐阜駅から岐阜バス「岐阜メモリアルセンター前」下車。センター敷地内「未来の丘」へ。

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➉日本モンキーパークの『若い太陽の塔』(愛知)

愛知県犬山市にある日本モンキーパークに、岡本太郎作品『若い太陽の塔』が建っています。

『若い太陽の塔』の概要

大阪万博の1年前、1969年に製作された「若い太陽の塔」は、高さ26mの大きな作品で、地上から7mのところに展望台が設けられています。

前身である犬山ラインパークでは大阪万博を翌年に控えた1969年に「万国博と世界お国めぐり」というイベントが行われました。そのシンボルとして制作された本作品は「太陽の塔」の先輩にあたります。

老朽化が進んで一般非公開となっていましたが、2011年に修復されて現在は誰でも鑑賞できるようになっています。

『若い太陽の塔』へのアクセス

名鉄犬山駅より路線バス(日本モンキーパーク行き)で5分。日本モンキーパークの敷地内にあるので鑑賞には入園料(大人1300円 子供900円)が必要です。

⇒日本モンキーパーク(公式)

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⑪おかざき世界子ども美術博物館の『午後の日』(愛知)

岡崎市にある「おかざき世界子ども美術博物館」には、岡本太郎作品ではおなじみの『午後の日』があります。

岡本作品特有の”顔”をモチーフにした作品『午後の日』造形はバーズタウン公園の『若い泉』や大谷記念美術館の『午後の日』と同じです。

『午後の日』へのアクセス

東名高速道路 岡崎ICより車で7分。

⇒おかざき世界子ども美術博物館(公式)

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⑫熱海山口美術館の『河童神像』(静岡)

熱海市にある「熱海山口美術館」のエントランス横には、岡本太郎作品の『河童神像』が立っています。

岡本作品ならではのユニークな河童(かっぱ)。美術館の入り口にあるので、河童神像を鑑賞するだけなら無料ですが、館内にも『さかな』や『座ることを拒否する椅子』など複数の岡本太郎作品が展示されていて見ごたえ十分。

熱海山口美術館はルノワール、ピカソ、岡本太郎など世界的なアーティストの作品を多数所蔵しています。館内作品は全て撮影OKなので最高におすすめです。

『河童像』へのアクセス

熱海駅よりバスで6~7分。バス停「昭和町」「国際専門学校前」「親水公園」よりそれぞれ徒歩で1~2分。

⇒熱海山口美術館(公式)

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⑬豊津公園の『リオちゃん』(大阪)

大阪府吹田市にある豊津公園には、岡本太郎作品『リオちゃん』(愛称)があります。

『リオちゃん』の概要

2007年まで江坂で営業していた人気レストラン「カーニバルプラザ」の看板として使われていた作品。題名は付いていないため、地元では『リオちゃん』の愛称で呼ばれています。

『リオちゃん』へのアクセス

地下鉄御堂筋線 江坂駅より徒歩2分。

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⑭ダスキン本社ビルの『みつめあう愛』(大阪)

大阪府吹田市にあるダスキン本社ビルのエントランスには、岡本太郎作品『みつめあう愛』があります。

『みつめあう愛』の概要

高さ約8m、横幅4mほどの大きな作品。岡本太郎は1988年にダスキンのテレビCMに出演しており、その縁あって本社ビルの完成時に自ら寄贈したのだとか。

『みつめあう愛』へのアクセス

地下鉄御堂筋線 江坂駅より徒歩2分。

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⑮高島屋大阪店の『ダンス』(大阪)

高島屋大阪店7階のレストラン街「なんばダイニングメゾン」のエントランスロビーには、岡本太郎作品『ダンス』があります。

『ダンス』の概要

1952年に高島屋大阪店が開業した当初、”東洋一”と謳われた大食堂の壁に飾られていたモザイクタイル画が2011年に復活。縦2メートル35センチ、横3メートル49センチの巨大な作品で、38色のタイルが約5万7,400枚使われているとのこと。

高島屋大阪店へのアクセス

大阪メトロ御堂筋線・四ツ橋線・千日前線「なんば」駅よりすぐ。

⇒なんばダイニングメゾン

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⑯松江総合運動公園の『神話』(島根)

島根県の松江総合運動公園の中央広場に岡本太郎作品『神話』が設置されています。

『神話』の概要

1982(昭和57)年に島根県で開催された第37回国民体育大会(くにびき国体)のモニュメントとして制作された作品。スサノオノミコトと八岐大蛇の神話をモチーフにしている作品なのだとか。像の周りにタイル地でつながった8つの顔があります。

当時の島根県知事が岡本太郎氏と幼少時に縁があったことから、本作品の制作を依頼したそうです。

松江総合運動公園へのアクセス

JR松江駅からバス15分、南高校前下車徒歩5分。

⇒松江総合運動公園

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⑰伊豆・御宿さか屋の『太郎さん風呂』

伊豆天城温泉郷にある「吉奈温泉 御宿さか屋」には岡本太郎が設計した『太郎さん風呂』があります。

『太郎さん風呂』の概要

50年に渡って岡本太郎氏が常宿としていた「御宿さか屋」で、本人自らの「僕も何か作ってあげようか」という申し出から誕生したお風呂。曲線を帯びた独特なデザインの浴槽は女性が”座ったお尻の跡”がモチーフなのだとか。

御宿さか屋へのアクセス

修善寺駅からバスで20分。

⇒御宿さか屋

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おわりに

以上、中部・近畿エリアにある岡本太郎作品の紹介でした。

岡本太郎作品は全国にありますが、設置場所によっては管理が行き届いておらず半ば放置されているのが現状。非常に残念なことです。

何かのきっかけがあれば再注目されると思うのですが・・・。

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[この記事を書いた人] GAJACO(がじゃ子)
何かを集めるための旅行、コンプするための旅行が好きなスマホ写真部。旅行に位置ゲーは欠かせません。ポケGOはもちろんのこと、ムーミンムーブ、ピクミンブルーム、信長の野望、モンハンNOWなど浅く広く楽しんでいます。Xアカウント:@GajacoGajacoでも情報共有。

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