我が家は山のすそ野に広がる森の中にあるため、ドコモ(docomo)の電波がかなり弱い状況。それでもauやSoftbank、楽天モバイルも試してみた結果、ドコモが一番マシ・・・。でも動画配信サービスの利用はおろか、通話もままならない状態です。
電波状況を改善する手っ取り早い方法はキャリアからレピーター(増幅器)を借りて設置することだと聞いて、試してみました。
本記事ではドコモの電波を改善したくてレピーター(無料)を借りて使ってみた結果をお伝えします。
目次
森の中の我が家は電波難民
我が家は基地局からの直線距離が800mぐらいにもかかわらず、森林が邪魔をして電波が通りにくく、屋内で電波が入りにくい状況。住み始めて十数年、全く改善される兆しがないのでレピーターとやらを導入することにしました。
ちなみに基地局の位置はcellmapperというwebツールを利用すれば簡単にわかるので、使いたい場所の基地局状況を事前に調査しておくのがいいと思います。
導入したレピーター&屋外アンテナ
無料レンタルしたレピーターは重量
800MHzと2.1GHzの表記からもわかるように、4Gの電波を増幅させるもの。6GHz帯を使う5Gの電波は強くなりません。
我が家ではアンテナなしだと1つ点灯するかどうかというところ。レピーターの微妙な向きによって受信状況が変わりますが、好きな場所に好きな向きで設置できるわけではありません。
そんなわけで早々に屋外用アンテナを追加で申し込みました。
屋外アンテナの向きを調整すればいいだけなので、レピーター本体の設置場所が比較的自由になります。屋外アンテナを窓辺に置いただけでも、下図のように2~3程度には向上しました。
まずはレピーターを申し込む
ドコモのレピーターはドコモまたはahamo(アハモ)の契約がなければ借りることができません。我が家にはドコモのスマホとahamoのスマホが1台ずつありますが、ahamoの名義でレピーターを申し込みました。
申し込みはドコモ公式サイトの「電波のお困りごと窓口」から行いますが、よくわからない場合はチャットボット”おたすけロボット”を利用すると安心かもしれません。でも最終的には「電波のお困りごと窓口」に空メールを送ってやり取りを始めることになります。
私の時は個別電話とか個別メールのような面倒なやり取りは一切なく、申し込んだ3日後にレピーター本体が届くというスピード対応に驚きました。
ただし、屋外アンテナはレピーター導入後に状況が改善しない場合に限りレンタルされるため、一度のやり取りでは導入できません。
「電波のお困りごと窓口」では事前にメールアドレスを登録し、そのアドレス宛てに自動送信されるメールに記載されているURLにアクセスすることでやり取りが始まります。
必要事項を選択・記入して送信すれば、レピーターの申し込みが完了します。とても簡単でした。
申し込み完了メールが届いたら、あとは配送を待つだけでOKです。
アンテナはあとから申し込む
アンテナも同時に申し込めるといいのですが、無料でレンタルしている都合上そういうわけにもいきません。
レピーターだけでは効果が薄い場合に限り、外付け用もしくは屋内用アンテナを借りることができます。レピーターに同梱されているパンフレットを読んで申し込めばOKです。
号入後の速度測定の結果は・・・?
レピーターを導入する前と後の速度を比較しました。
まずはahamoの速度比較です。
レピーター導入前のahamoのダウンロード速度は4.3Mbpsで実用不向きでしたが、レピーター&屋外アンテナで29.4Mbpsまで上がりました。この数値なら動画配信サービスの利用も可能です。
また、当然ながら本家のドコモ回線も速度が向上しました。
導入前には6.4Mbpsだったダウンロード速度が、導入後は37.3Mbpsとなり、かなり快適に。
レピーターを利用する際の注意点
レピーターを利用するにあたっては、注意点がいくつかあります。
①緊急時やドコモからの指示があった場合をのぞき、電源をOFFしてはいけない。
②装置の移動もダメ。引っ越しの際には返却する。
③破損したら修理費用(実費)がかかる。
④紛失・譲渡・転売したら賠償金(40,000円)がかかる。
⑤レピーターの消費電力は30W以下。電気代は自己負担。
上記のような注意点を踏まえた上で導入を検討しましょう。
まとめ
以上、ドコモの電波を改善したくてレピーター(無料)を借りて使ってみた結果をお伝えしました。
設置しても思ったような効果が得られない場合もありますし、導入にかかる費用は無料ですし、返却の際も着払い伝票付きの返送キットが用意されているので、ランニングコストに見合った効果を感じた場合に使い続ければいいだけ、と考えればいいのではないか思います。