東大阪、生駒山のふもとにある石切劔箭(いしきりつるぎや)神社。関西一円ではお百度参りが盛んなことで知られ、創建は紀元前にさかのぼるという歴史の長い神社です。
地元では”石切さん”の名で親しまれている石切劔箭神社について紹介します。
神話の時代に創建
石切劔箭神社の発祥は神武天皇の東征にまでさかのぼり、紀元前660年ごろに可美真手命(うましまでのみこと)が父・饒速日命(にぎはやひのみこと)を生駒山中の宮山に奉祀したのが始まりだとされています。そのため、神社としての歴史は2600年を超えることになります。
石切劔箭神社さんへお参り。ずっとずっと行きたかった願いがとうとうかなったー!叶えたいリストの大きな願いが成就して嬉しい!
隋神さまたちが神話の出で立ちだし古い歴史を感じるし神火祭とか神秘的だしいろいろな神様がいらして素晴らしかった! pic.twitter.com/ermtVwC7gq— jasmine (@jasminehoneynm) March 13, 2021
ただし社殿と宝庫が700年ほど前の足利時代に火災で焼失してしまったため、詳しい創建は不明となっています。
お百度参りで有名
石切劔箭神社のご利益は腫れ物系やその他の病気を治してくれるというもの。その御利益をいただく最もよい方法が、古くから行なわれている”お百度参り”です。
神社の歴史が長いこともあって、石切劔箭神社のお百度参りは関西一円ではとくに有名。いつ訪れてもお百度を踏んでいる参拝者を見ない日はありません。
本殿にお参りをして、鳥居をくぐってすぐ目の前にある百度石まで戻り、また本殿に向かうことを繰り返すお百度参りは、百日間続けてお参りをする”百日参り”と同じご利益がある祈祷の作法です。
全天候型で安心
石切劔箭神社は本殿から授与所・祈祷所にかけて、大きな屋根で覆われています。そのため雨の日でも濡れることなく参拝できるので安心です。
競走馬が神馬(しんめ)に
石切劔箭神社の鳥居を入ってすぐ左手にあるのは神馬(しんめ)の像。この神馬像のモデルはかつて競走馬だった「イシキリツルギヤ号」です。
オーナーが熱心な崇敬者であったため、競走馬を引退した後は神社に奉納され、大祭などで神馬として役目を果たしました。
かわいい神馬のおみくじが人気
神社の授与品にはかわいい神馬のおみくじがあり、人気を呼んでいます。
神馬みくじには赤と青の2色があり、口におみくじをくわえています。
お店の並ぶ参道は大にぎわい
近鉄奈良線の石切駅から石切劔箭神社の前を通る長い参道は、たくさんのお店が立ち並びます。
多くの人でにぎわう参道の名物はいろいろありますが、中でも有名なのが「かた焼き」。堅いことで有名な堅焼きせんべいです。
石切名産
かた焼(布一屋)
紅梅焼(太田謹製)
買ってきた!
歯折れそう💦 pic.twitter.com/8ncI1fZnJL— すだち (@ikku165) September 21, 2020
まとめ
以上、お百度参りで有名な石切劔箭神社についての紹介でした。古来より変わることのない信奉を集める石切劔箭神社には、並々ならぬパワーが集まっている感じがします。
近くに行った際は迷わずお参りしましょう。堅焼きを買うのも忘れずに。
名称 | 石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ) |
住所 | 大阪府東大阪市東石切町1丁目1−1 |
アクセス | 近鉄けいはんな線 新石切駅より徒歩7分 |
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