円山応挙の作品を所蔵している美術館・施設一覧

江戸後期の京都で活躍した天才絵師・円山応挙(まるやまおうきょ)。応挙のもとには多くの弟子が集まり、円山派一門は共同で多くの障壁画や襖絵などの大作を手掛けました。

円山応挙の作品が見られる美術館や施設をまとめました。

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相国寺 承天閣美術館(京都)

『牡丹孔雀図』

縁起物として数多く描かれている孔雀と牡丹の組み合わせ。中でも円山応挙が描いたものは精細な写実で群を抜いていると言われています。

承天閣美術館は相国寺創建600年記念事業の一環として建てられたもので、相国寺・鹿苑寺(金閣)・慈照寺(銀閣)等に伝わる美術品の保存・展示・修理・研究調査を行っています。「七難七福図巻」「大瀑布図」なども所蔵。

名称承天閣美術館
住所東京都千代田区千代田1-1
営業時間午前9時~午後3時45分(時季による)
定休日月曜・金曜
アクセス地下鉄大手町駅から徒歩5分
⇒公式サイト

大乗寺(兵庫)

『松に孔雀図』

金箔地に墨だけで描いた障壁画『松に孔雀図』。大乗寺より依頼を受けた応挙が1年掛けて一旦は完成間近まで仕上げていたが、天明の大火により応挙のアトリエごと作品が焼失。同じ作品を書き直して7年後に納品したもの。

別名「応挙寺」とも呼ばれている大乗寺(だいじょうじ)。円山応挙とその弟子たち12名が描いた165点もの障壁画があり、そのすべてが国の重要文化財に指定されています。

13の部屋に配置された襖絵が全体で立体曼荼羅を構成しており、応挙の空間コーディネーターとしての才覚が表れています。

名称大乗寺(だいじょうじ)
住所兵庫県美方郡香美町香住区森 860
営業時間9:00~16:00
定休日不定期
アクセスJR香住駅からバスで5分
⇒公式サイト

串本応挙芦雪館(和歌山)

『波上群仙図』

和歌山県にある無量寺の上間一之間に設置されていた襖絵『波上群仙図』『山水図』『群鶴図』は、応挙が親交のあった愚海和尚のために贈った作品。特に『波上群仙図』は襖6面、壁画2面に渡る大作です。

応挙芦雪館は無量寺境内にある美術館。円山応挙が無量寺のために描き上げた12面の障壁画と、高齢だった応挙の名代として派遣された弟子・長沢芦雪が描いた『虎図』『龍図』などを所蔵しています。

名称串本応挙芦雪館
住所和歌山県東牟婁郡串本町串本833
営業時間9:30~16:30
定休日年末年始
アクセスJR紀勢本線 串本駅より徒歩10分
⇒公式サイト

アーティゾン美術館(東京)

『牡丹孔雀図屏風』

縁起物の牡丹と孔雀を題材にして応挙が1781年に描いた作品。上質の絵具を用いて描かれており、現在でもなお美しい色彩が保たれています。

 
 
 
 
 
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旧ブリヂストン美術館が改称して2020年にリニューアルオープンしたのがアーティゾン美術館。撮影禁止の作品を除き、撮影が可能。応挙作品では『竹に狗子・波に鴨図』も所蔵しています。

名称アーティゾン美術館
住所東京都中央区京橋1-7-2
営業時間10:00~18:00
定休日月曜、年末年始
アクセスJR東京駅、東京メトロ銀座線・京橋駅、東京メトロ・銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅から徒歩5分
⇒公式サイト

三井記念美術館(東京)

『雪松図屏風』

円山応挙の代表作であり、応挙作品唯一の国宝でもある『雪松図屏風』。右隻は堂々とした老松、左隻はみずみずしい若松。使用しているのは墨と金泥(きんでい)、金粉子(きんすなご)のみ。輪郭なし、白色なしでふんわりとした新雪を見事に表現しています。

 
 
 
 
 
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三井記念美術館は旧三井財閥に伝わる貴重な収集品を管理・展示している施設。円山応挙は支援元でもあった三井家の注文により『雪松図屏風』を描いたとされています。

名称三井記念美術館
住所東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
営業時間10:00~16:00
定休日月曜
アクセス東京メトロ銀座線 三越前駅より徒歩1分
⇒公式サイト

根津美術館(東京)

『藤花図』(ふじはなず)

円山応挙の高い写生技術と、印象派を思わせるような藤花の複雑な彩色センスが生み出した名作。

昭和16年創設の根津美術館は国内でも数少ない老舗の私設美術館。その所蔵品数は7400点以上。

名称根津美術館
住所東京都東京都港区南青山6-5-1
営業時間10:00~17:00
定休日月曜・年末年始
アクセス地下鉄 表参道駅より徒歩8分
⇒公式サイト

原美術館(東京)

『淀川両岸図巻』

幅42㎝、長さ16.9mにも及ぶ作品。淀川を舟下りする行程を、船上の人の視点から描いたものとされています。

原美術館は実業家・原邦蔵の旧邸宅を改装した美術館。養父の原六郎の蒐集品も展示されています。2020年12月に閉館されることになっており、閉館後は別館として建てられた群馬県渋川市にあるハラ ミュージアム アークを「原美術館 ARC(アーク)」に名称変更し、新拠点とする予定です。

名称原美術館
住所東京都品川区北品川 4-7-25
営業時間平日 11:00-16:00
土日祝 11:00-17:00
定休日月曜・年末年始
アクセスJR 品川駅より徒歩15分
京急 北品川駅より徒歩8分
⇒公式サイト

名称ハラ ミュージアム アーク
住所群馬県渋川市金井 2855-1
営業時間平日 9:30-16:30
定休日木曜
アクセスJR渋川駅より伊香保温泉行きバスで約15分、「グリーン牧場前」下車徒歩5分
⇒公式サイト

三の丸尚蔵館(東京)

『牡丹孔雀図』

円山応挙の『牡丹孔雀図』のうち、

三の丸尚蔵館は宮内庁が所管する博物館で入館無料。皇居東御苑内にあり、約9,800点の美術品類を収蔵しています。応挙の作品では『群獣図屏風』『張飛図』などを所蔵。

名称三の丸尚蔵館
住所東京都千代田区千代田1-1
営業時間午前9時~午後3時45分(時季による)
定休日月曜・金曜
アクセス地下鉄大手町駅から徒歩5分
⇒公式サイト

千總(ちそう)

『保津川図屏風』

京都・亀岡の保津川舟下りの舟上から見た光景を描いたと言われている『保津川図屏風』は、応挙の最期の作品とされています。二曲一双の屏風絵は左右の流れが中央に集まるように描かれ、さながら3D映像のような迫力があります。

『保津川図屏風』は京友禅の老舗「株式会社 千總(ちそう)」が所有しており、本店ギャラリーでも不定期に公開しています。

名称千總(ちそう)本店
住所京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80番地
アクセス地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩3 分
⇒公式サイト

東京国立博物館(東京)

『双鹿図』

 
 
 
 
 
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東京国立博物館所有の応挙作品は『魚藍観音図』『水草に鷺図』『虎図』『虎嘯生風図』『双鹿図』『青松白鶴図』など多数あります。

名称東京国立博物館
住所東京都台東区上野公園13-9
営業時間9:30~17:00、金・土曜は~21:00
定休日月曜
アクセスJR上野駅から徒歩10分
⇒公式サイト

東京富士美術館(東京)

『狗子之図』

応挙が子犬を題材に描いた代表作の一つ。左方の何かに視線を奪われている子犬の表情が印象的。

 
 
 
 
 
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東京富士美術館所蔵の応挙作品には『海棠金鶏図』もあります。

名称東京富士美術館
住所東京都八王子市谷野町492-1
営業時間10:00~17:00
定休日月曜、年末年始
アクセスJR八王子駅からバス 「創価大正門東京富士美術館」下車
⇒公式サイト

金刀比羅宮・書院

”こんぴらさん”の愛称で知られる金刀比羅宮(ことひらぐう)の表書院には、応挙が描いた「鶴の間」「虎の間」「七賢の間」「上段之間」「山水之間」の襖絵があり、一般公開されています。

奥書院には伊藤若冲による天井画「花丸図」もありますが、こちらは通常非公開。

名称金刀比羅宮・書院
住所香川県仲多度郡琴平町
営業時間9:00~16:00
定休日
アクセスJR琴平駅から徒歩25分
琴電琴平駅から徒歩21分
⇒公式サイト

敦賀市立博物館

『狗子図』(くしず)

雪の中で戯れる3匹の愛らしい仔犬を描いたほのぼの作品。雪の上に付いた足跡がワンポイントになっています。

円山応挙作品では『狗子図』以外にも『相生松図』『西王母・寿老図』『紅葉白鹿図』を所蔵しています。

名称敦賀市立博物館
住所福井県敦賀市相生町7−8
営業時間10:00~16:00
定休日月曜日
アクセス 
⇒公式サイト

久渡寺(くどじ)

『反魂香之図』(はんごんこうのず)

日本で最初に”足のない幽霊”の絵を描いたと言われている円山応挙。彼の描く幽霊画のモデルは妻だという逸話もあります。

弘前の久渡寺(くどじ)では年に一度だけ『反魂香之図』を一般公開しています。

名称久渡寺(くどじ)
住所青森県弘前市坂元字山元
営業時間
定休日
アクセスJR弘前駅から車で20分

まとめ

円山応挙の作品を所蔵している主な美術館や施設を紹介しました。

作品の状態保全の観点から、常設展示をしている施設はほとんどありません。展示会等の情報をチェックして、閲覧のチャンスを逃さないようにしましょう。

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