千葉市の中心部にある豪壮華麗な「千葉神社」は、千葉常胤で知られる千葉氏の保護を受けてきた由緒ある神社です。
千葉市の中心地にある豪奢な神社「千葉神社」について紹介します。
目次
妙見信仰の拠点「千葉神社」
中央アジアの遊牧民の北極星信仰が起源と考えられている妙見(みょうけん)信仰。北極星または北斗七星を神格化した妙見様を信仰の対象としています。
妙見信仰の神社では一般的に妙見菩薩(みょうけんぼさつ)を祀っています。妙見菩薩は全方位を司り、善悪や真理をよく見通し、人々に正しい道を示す力を持つと考えられています。
また全方位を守護することから古来より軍神として敬われ、千葉常胤を筆頭とする千葉氏も妙見を一族の守護神として崇拝していました。
千葉常胤像 pic.twitter.com/sNvjzCSXEP
— 本保弘人(HOMBO Hiroto) (@sarieatoshi) December 18, 2021
千葉神社は妙見菩薩を本尊とする千葉妙見宮という寺院でしたが、明治時代に行われた神仏分離によって「妙見本宮 千葉神社」となりました。
妙見様の御神徳
妙見様の御利益は厄除開運・八方除。あらゆる方角からの厄に備える万能の御利益があるとされています。
また軍神としての一面にあやかり、勝負事や受験などの必勝祈願に訪れる人も後を絶ちません。
美しい楼門「尊星殿」
千葉神社の山門にあたる「分霊社・尊星殿」は全国的に見ても千葉神社でしか見ることのできない”楼門と社殿の複合建築物”です。
中央の「福徳殿」・東の「日天楼」・西の「月天楼」・上階の「開運殿」の4つで構成されており、全体で強大なパワースポットとなっています。
実にカラフルな建造物で、細部にわたり美しい装飾が施されています。じっくり見ていると時を忘れてしまうほどです。
千葉神社の神紋・社紋
千葉神社では境内の至る所で、特徴のある妙見信仰の神紋・社紋を目にします。
神紋は月星紋(つきぼしもん)あるいは三光紋(さんこうもん)と呼ばれるもので、妙見が司る太陽と月と星を組み合わせた紋です。
社紋のほうは九曜紋(くようもん)と呼ばれる紋。9つの丸については諸説ありますが、一般的には九星気学における人間の運命星(一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星)を表しているといわれています。
社殿は日本初の「重層社殿」
山門を入った先に現れる豪壮な雰囲気の社殿。見る者を圧倒させるこの大社殿は、平成2年に竣工した新しい社殿です。上下に二つの拝殿を有した日本初の「重層社殿」となっています。
摂社 千葉天神
本殿の左手にあるのは菅原道真公を御祭神とする社「千葉天神」です。千葉県内最大の天神様として知られており、合格祈願のパワースポットとして知られています。
絶好のフォトスポット「妙見池」
境内に湧く「延寿の井」の御神水を水源とする妙見池。妙見池の上には朱塗りの二つの神橋「ねがい橋・かない橋」が架けられており、フォトスポットとして人気です。
オリジナルの御朱印帳がヤバい
千葉神社ではオリジナルの御朱印帳が拝受できます。
星空をバックに神紋と社紋をあしらった美しい表紙は妙見本宮ならではの美しさです。
御朱印帳が埋まってきたからずっと気になってた千葉神社の御朱印帳買った☺︎
きゃわ〜! pic.twitter.com/59aJs6ASAU— ちゃーはん (@06Fhch) May 1, 2022
千葉神社周辺のおすすめスポット
千葉神社に参拝したおりにぜひ訪れたいおすすめスポットを紹介します。
千葉市美術館
千葉神社から歩いて5分ほどのところにある「千葉市美術館」は洒落なアートスポットとして大人気。
千葉市美術館
1927年に建てられた「旧川崎銀行千葉支店」の建物を活用した美術館。11階建てとなっており美術館としては珍しいビル型の建築。ネオ・ルネッサンス様式の歴史的建造物であり、旧川崎銀行千葉支店を覆うように新ビルが覆いかぶさる形で保存・再生されている。 pic.twitter.com/4Oie0BVFHF
— 旅鉄walker (@josef_Twalker) May 23, 2022
旧・川崎銀行千葉支店の建物を内包しており、館内の「さや堂ホール」は県の有形文化財に指定されています。ドラマのロケに使われたこともあります。
千葉市イントキの聖地
千葉市美術館さや堂ホール
何回行ったかわからないくらい行きました😂#Intoxication12thAnniversary#ジュンス#祝アルバムXIAH12周年 pic.twitter.com/IdH4uj6crl— sophia🏝️🍒👼🐥🌴 (@xiasophia) May 25, 2022
千葉市科学館
千葉神社から徒歩8分の場所にある「千葉市科学館」。常設展示とプラネタリウムのほか、様々なイベントも行われている人気スポットです。
GW関東水槽展示施設巡り
千葉市科学館
19時までやっている有難い科学館。10階ジオタウンの自然環境を探るのコーナーに丸窓水槽が3つあった。水槽周りに模型付の種名表示があり「おっスナヤツメイいるのか!」と期待したら、本当にいるやつはガラス面に貼ってあったよhttps://t.co/j5p7ygXp1V pic.twitter.com/slmxHZ4mvy— ぺそじま (@Zz123pesojima) May 5, 2022
亥鼻城跡
平安時代にこの地に移ってきた千葉氏が拠点としていたと考えられる亥鼻城跡。現在の亥鼻城は昭和34年に建てられた模擬天守ですが、公園となっている周辺の美しさと相まって、市民の憩いの場として人気です。
亥鼻城(千葉市立郷土博物館)🏯 pic.twitter.com/vJqVBqWj0M
— 弾正 (@naoejou) May 8, 2022
内部は千葉市郷土博物館となっています。5階の展望室からは千葉市街を一望できます。
猪鼻城跡の千葉市立郷土博物館へ
鎌倉殿の13人タイムリーなので、楽しく回れました
平将門様の子孫でもあるので歴史の繋がりは感慨深いです
鎌倉時代がこんなに楽しめるとは😆#御城印 pic.twitter.com/6v8mvZ76bE— 赤のらいと@ポケGOまったりポケモン中 (@Right_PokeGo) May 22, 2022
まとめ
以上、千葉市の千葉神社についての紹介でした。
日本全国に妙見信仰の神社・寺院は数多くありますが、その中でも千葉神社の華麗さは群を抜いていると思われます。千葉に出向いた際は立ち寄ってみることをおすすめします。
名称 | 千葉神社 |
住所 | 千葉県千葉市中央区院内1丁目16−1 |
開館時間等 | 開門 6:00~18:00 社務所窓口 8:45~17:30 |
アクセス | JR千葉駅/京成千葉から徒歩12分 または千葉都市モノレール 蝦川駅から徒歩7分 |
⇒公式サイト | |