日本自動車博物館の見どころ・おすすめ・アクセス・割引・注意点

自動車愛好家の聖地として知られる日本自動車博物館は石川県小松市にあります。石川県有数の実業家・前田彰三氏の自動車愛の結晶であるこの博物館には、国内外の名車や希少車、日本の戦後復興を支えた”働く自動車”などが集まっています。

石川観光の穴場とも言える日本自動車博物館の見学ポイントについてまとめました。

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総数500台以上!覚悟が必要な規模

日本自動車博物館が所蔵する自動車やバイクの数は800台以上と言われており、そのうち500台ほどが1階~3階の展示フロアに収められています。

その床面積は延べ11550㎡。数字だけではピンときませんが、100m×100mの敷地に500台の車が所狭しと並べられており、その一台一台をじっくり鑑賞して回るイメージです。

足が棒になるのは確実ですから、できれば余力のある午前中のうちから訪問することをお勧めします。

単純に3階建ての構造ではなく、1階と2階には中上段が設けられているため、フロアを少なくとも2~3周しないと見て回れない構造になっています。

中階を歩いていて下を見忘れたり、右側ばかり見ていて左側の記憶がなかったりします。ご注意ください。

マニアなら一日過ごせる充実した展示内容

車両はメーカーごとにコーナーを設けて展示されており、マニアはお気に入りのブースに釘付けになるため、一日中でも過ごせます。

トヨタクラウン一つをとっても、歴代のクラウンがずらりと並んでいるので見応えがあります。

名車と同じくらい多くの”働く自動車”が展示されています。昔の消防車や乗り合いバスなど、歴史的にも価値のある車両が並ぶ姿は壮観です。

自動車にあまり関心のない人は、マニアな人と一緒には訪れないほうが無難です。一日中連れ回されるかもしれません。

見落としたくない見学ポイントは?

日本自動車博物館には見応えのある車両がたくさんあるのですが、中でも現存台数の少ない希少車や特別車両はぜひ見て写真に収めたいところです。

他の昭和レトロ館的な施設に行けばオート三輪ミゼットなどは見かけますが、保存状態の良い車両を複数台まとめて見られるという点でこの施設は優れています。

ドイツの航空機・戦闘機メーカーのメッサーシュミットが戦後に製造した前2輪後1輪の三輪自動車、メッサーシュミットKR200。発売開始10ヵ月で1万5000台売れ、現在も世界中に熱狂的なファンを持つ名機。映画『未来世紀ブラジル』にも登場したマニア垂涎の逸品です。

目玉展示の一つであるロールスロイス・シルバースパーⅡはイギリス大使館で公用車の公用車として使われていたもの。故ダイアナ妃が来日した際には実際にこの車で移動したそうです。

私は幻の軍用車「九五式小型乗用車(くろがね四起)」の写真を撮り忘れました。数台しか現存しない日本初の量産型四輪駆動車だとか。

日本自動車博物館の展示車両のほとんどはエンジンがかかる状態を維持しているとか。その保存状態の良さには驚くばかりです。いすゞのボンネットバス「BXD30K」は映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の撮影に貸し出され、ラッピングされ、映画の中で実際に走行しています。

名作『ローマの休日』でグレゴリー・ペックとオードリー・ヘップバーンが乗ったフィアット・トッポリノの同型機種。こちらはあくまで同車種であり、撮影に使われたものではありません。でも『ローマの休日』もそろそろ世間では”知らない映画”になりつつありますね。

その昔『帰ってきたウルトラマン』でMATの車として登場していたマツダ・コスモスポーツもあります。今見てもかっこいいフォルムです。

和製ビートルとも呼ばれていた「スバル360」は館内に数台あります。ユニークな顔をしていて本当にかわいいですね。現在とは逆に前から後ろ方向へ開くドアが印象的です。走行中に開くと風圧でヤバいことになったとか。

国産唯一のボンドカーとして知られる「トヨタ2000GT」。といっても現在ではデロリアンはぎりぎり知っていてもボンドカーが何なのか知らない人のほうが多いと思います。

1967年発表の「トヨタ2000GT」は、当時のクラウンが2台買える高価格の高級車で、トヨタが採算度外視で製造したスーパーカー。同じ1967年に公開された映画『007は二度死ぬ』で実際に登場した車は、長身のショーン・コネリーが乗り込みやすいように屋根を切ったコンバーチブル仕様にされていました。

Youtubeに走行シーンがアップされていましたので参考までに。

1989年のモーターショーの参考出品車「ジオット・キャスピタ」は、日本初の量産スーパーカーになる予定でしたが、バブル崩壊のあおりを受けて消え去った幻の名車です。2台造られたうちの1台が日本自動車博物館に展示されており、もう1台は一般公開されていません。

変わり種としては、パナソニックのオキシライド乾電池192個で時速105.95キロをマークしてギネスに載った、大阪産業大学の実験車両というのもあります。

金箔の街・金沢にふさわしい純金箔1000枚を使ってコーティングを施したマツダ・カペラもあアクリルフード内に展示されています。

サイドには加賀友禅風のオシドリが描かれています。個人的にはカペラじゃないほうが良かったかな。

自動車以外の展示もあり

館内には自動車以外の展示物もあります。

3階の片隅に昭和の茶の間を再現したスペースがあります。マネキンが立っており、ここだけレトロ館っぽい空気になっています。

2階にはミニカーコーナーもあります。なかなかのコレクションです。子供のころ持っていたものも見つかるかもしれません。ちなみにミニカーは1階のお土産売り場にもたくさんあります。お子さんを連れて行くと危険かも知れません。

バイクの展示も結構な数があります。カワサキの名車とかいい味出してます。

日本自動車博物館の隠れた名物が、館内の「世界のトイレ」。世界中から取り寄せた便器が各界のトイレに使われています。

限定のプリクラもあります。最近の施設にはたいてい”限定プリクラ”が設置されていますね。

館外にあるものにも注目

館内だけでなく、館外の展示車両にも注目です。

2011年の東日本大震災に際して、被災地復興支援のためにドイツのダイムラー社から寄贈された3台の大型車両。もともと国内の排気ガス規制に適合していなかったこれらの大型車は期限付きで使用されていました。

入口にあるサインだらけのスバル360。書かれているのは2018年8月に開催されたラリーイベントの参加者のサインで、来館記念にサインしていいのかと思ったらそういうわけではありませんでした。

入場券売り場の横の瓶コーラの自動販売機。栓抜きがついているやつです。現役稼働しているものは少ないのではないでしょうか。

おわりに

以上、日本自動車博物館の見どころについて簡単に紹介しました。参考になれば幸いです。

日本自動車博物館のおすすめ点としては次のようなことが挙げられます。

  • どの展示車両も美しく、とても清潔感がある。
  • 自動車がぎっしり詰まっているわりには開放感がある。
  • 雨の日の観光にも最適。
  • 各種イベントもあり。

ごみごみした環境ではないので、コロナ対策的にも安心です。

注意点としては、次のようなことがあります。

  • けっこう疲れるので、余力のある時に訪れるほうがいい
  • 館内のレストランは土日のみ営業
  • 加賀周遊バス「キャンバス」は2020年10月31日まで運休

付近には粟津温泉郷や那谷寺など観光ポイントが多くあります。石川県小松市付近を通った際にはぜひ一度訪れてみることをお勧めします。

名称日本自動車博物館
住所〒923-0345 石川県小松市二ツ梨町一貫山40
営業時間9:00~17:00
料金大人:1200円 小中学生:600円
アクセス北陸自動車道金沢西ICより産業バイパス経由で約30分
⇒公式サイト

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なお、北陸割引クーポン券・オレンジ割引マップのサイトで掲載している割引クーポンを使うと大人1000円、小中学生500円になります。

⇒日本自動車博物館 割引クーポン券

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