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【金カム聖地】全部回るのは無理だった・・・北海道開拓の村『ゴールデンカムイ』巡りに何分かかったか

2014年から連載を開始した野田サトル先生の人気漫画『ゴールデンカムイ』(通称:金カム)には、札幌にある野外博物館「北海道開拓の村」に保存されている建物が多く登場することで知られています。

北海道開拓の村は、今や「金カム聖地」とも呼ばれており、作品にちなんだフォトスポットの数は相当数に上ります。今後も増えるかもしれません。

観光の途中で立ち寄りたいと考えている人も多いと思います。私も立ち寄ってみました。ざっくりと回ってかかった時間の記録です。

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北海道開拓の村の『金カム』撮影ポイントを短時間で巡る

時間もないことだし、とにかく写真を撮りまくろうと駆け足で回ったのが以下のポイントです。でも真夏のように暑い日だったので途中で駆け足すらできなくなりました。

同じ野幌森林公園内にある北海道百年記念塔をのんびりじっくり見ていたために、開拓の村の前に到着したのは【14:08】。

【14:12】に園内に入って、最初に目に付いたのが馬車鉄道の客車。鉄道好きなもので・・・。

「旧ソーケシュオマベツ駅逓所前行」と書いてあります。それってどこ?

でものんびり構えている時間はない!さっさと観て回らないと・・・。

入ってすぐ左にドンと構えてるビジターセンター「旧開拓使札幌本庁舎」もカッコいい。白と緑っていう組み合わせはいかにも西洋って感じがしますね。でも解説を見るとこの建物は復元だそうで。

⑧旧浦河支庁庁舎【14:19】

コミックでは家永カノが経営する世界ホテルとして登場する「旧浦河支庁庁舎」。これはファンなら見たいですよね。

浦河にあった建物を移築したそうで。中に入れば、これまたコミックでおなじみの階段がお出まし。木彫りの模様とピンク色っていうのが何ともかわいい。

執務室か何かだったかな。応接セットが年季入ってて渋さが目にしみる。どの建物もこんな感じなのでしょうか。物保ちいいなあ。

この建物はじっくり見てしまいました。けっこう広かったので。

[6巻]札幌世界ホテル 外観
[6巻]札幌世界ホテル 内部階段

③旧手宮駅長官舎【14:25】

茨戸分署として登場する「旧手宮駅長官舎」です。旧浦河支庁庁舎の裏手にあったし、空いてたので先に寄りました。

内部は畳で和風っぽいのですが、窓が完全に洋風というアンバランス。この手の建物が多いらしいです。

[6巻]茨戸分署外観


いったん大通りに戻って、と。

道路の向かいが旅館でおもしろそうだったのですが、人も多かったのでとりあえず後回し。

⑨旧小樽新聞社【14:33】

「旧小樽新聞社」の立派な建物。混んでいたので中を見るのは後回し。

[13巻]新聞社外観

⑲旧三口河本そば屋【14:33】

中を見たかった「旧三口河本そば屋」は、これまた工事中で閉鎖されてました。残念。外観だけパチリ。

[2巻]蕎麦屋 外観
[2巻]蕎麦屋 品書き

お隣の「旧近藤医院」は団体さんが入っていたので、こちらも後回しに・・・。

㉘旧広瀬写真館【14:39】

コミックで一同が写真を撮った写真館という設定の「旧広瀬写真館」。これまた混んでいたので後回し。ところどころで混んでる。

[13巻]写真館 外観

大通りのちょうど真ん中あたりにあった交番。中にはリアルな感じの警官が座っていました。

⑭旧島歌郵便局【14:41】

谷垣がフチに電報を打った「旧島歌郵便局」。この時代は郵便局員が世襲制だったそうな・・・。

[11巻] 郵便局 外観 
[12巻] 建物外観

⑮旧山本理髪店【14:42】

土方歳三らが立ち寄った理容室「旧山本理髪店」。内観がマネキンも含めて忠実にコミックで描かれていると評判になっているスポットです。

北海道神宮の裏参道沿いにあった床屋さんだとか。西洋風でおしゃれですね。

こちらの床屋さんの内観は、人形も含めてコミックの一場面にそのまま使われています。

しかしリアルですね。よくある床屋さんでの会話が音声で流れています。

[6巻]理髪店 外観
[6巻]理髪店 内観

と、ここで大通りを走る馬車鉄道に遭遇。お馬さんにも馬車馬だったころのDNAが残っているのか・・・。いないか。

⑯旧渡辺商店【14:44】

ここは興味があったから寄りました。いろいろ雑多に売っていて楽しそう。雑貨屋さんなんですね。

⑰旧浦河公会会堂【14:46】

こちらも興味があったから寄りました。キリスト教の礼拝・集会所。質素ながらも厳かな感じがいいですね。

2階にも上がれます。資料なども展示されていました。

⑫旧龍雲寺【14:49】

篠路山龍雲寺は、開拓に貢献した荒井金助と、その長男で早世した好太郎の菩提を弔うために、幸太郎の妻・ナツが自らの遺産や耕地を寄付して建立したお寺なのだとか。すごい話だ。

現在の龍雲寺に立て替えられる際に、旧寺院がこちらに移築されたようです。お寺まるごとの移築ってはじめて見ました。しかも内部もちゃんと揃ってるのにびっくり。

⑪旧北海中学校【14:51】

こちらは学校まるごとの移築。かなりの規模です。

広々とした玄関。とても立派です。ただの中学校とは思えません。解説によれば前身は私立の英学校だったようです。それで洋風なのか・・・。

長い廊下。走りたくなります。このまま今でも使えますね、この学校。

⑦旧有島家住宅【14:55】

鶴見中尉の居宅として登場する「旧有島家住宅」。『生れ出づる悩み』等の作品で知られる有島武郎の居宅だった建物なんですね。

縁側にロッキングホースとか、洋風が混じっていて不思議な光景。

[8巻] 土方歳三のアジト 外観 

⑥旧松橋家住宅【14:56】

鶴見中尉が杉元や谷垣と対談するシーンに使われた円卓の間がある「旧松橋家住宅」。思念術の開祖・松橋吉之助の居宅だったとか。

離れや女中部屋もあって、かなり広い家です。

中央にあるのは階段でしょうか。2階も見たかったなあ。

こちらが円卓の間。

[2巻]内部 円卓の間(鶴見中尉会談)
[8巻]内部 円卓の間(鶴見中尉会談)

⑤旧福士家住宅【15:04】

土方歳三のアジト内部として登場する「旧福士住宅」。洋風建築と和風建築をつないだ特殊な形状の家です。

洋風な正面に反して、中はかなり和風。

土方さんが寝そべっていた縁側の寝椅子が印象的です。

外から見ると、洋風と和風が完全に繋がってます。

[5巻]土方歳三のアジト 内観 
[8巻]土方歳三のアジト 内観 

④旧開拓使爾志通洋造家【15:10】

通称「白官舎」と呼ばれた開拓史の官舎。外観はアメリカ中西部の建築様式で、中身は和風。混んでいたのでスルーです。

[7巻]エディー・ダン邸 外観 

㉑旧近藤医院【15:13】

混んでいたので後回しにしていた「旧近藤医院」に戻ってきました。コミックにも病院として登場しています。

診察室が当時のままの状態で再現されています。

手術室もあります。コミックに出てきてましたね。

入り口にある受付。こういう窓っていかにも病院の受付って感じがします。

[6巻]病院 内観
[14巻]網走近郊の病院 外観

⑳旧武井商店酒造部【15:16】

第七師団兵舎として登場した「旧武井商店酒造部」は改装中でした。

[2巻]外観(第七師団兵舎)

⑨旧小樽新聞社【14:33】

先ほど混んでいたため後回しにしていた「旧小樽新聞社」の中へ。手フート印刷機による活版印刷が体験できるようだったのですが、今回はパスしました。

壁一面に活字が並んでました。昔は1つひとつ組み合わせてたんですね。

[13巻]新聞社外観

⑲旧三口河本そば屋【15:18】

そば屋に戻ってきました。

閉まってるのは残念ですが、ガラス越しに中を撮影。

このおそば屋さんの外観は、実に味わいがあります。

⑱旧来正旅館【15:21】

白石が立ち寄る遊郭の外観として使われている「旧来正旅館」。後回しにしていました。中は駄菓子屋さんになってます。

横からみるとこんな感じ。

[4巻]遊郭外観
[13巻]盗賊団のアジト外観

㉒旧近藤染舗【15:22】

染物屋さん。幟とか暖簾とかの印刷をしていたみたいですね。

中で人形たちが会話をしていました。

[10巻]外観

㉛旧札幌師範学校武道場【15:26】

あまりに立派だったので中を拝見しました。

このサイズの武道場をまるごと移築するというスケールのデカさ。柔道とか剣道とかに時々は使ってるのかな。

広い~。使わないともったいない気がします。でもさすがに使ってないらしい。

㊿森林鉄道機関庫【15:31】

鉄道好きなので覗かないわけにはいかず・・・。

黄色いディーゼル気動車。カッコいい。

㉚旧札幌農学校寄宿舎 恵迪寮

巨大な学生寮をそのまま移築しているので、中の広さは見応えがあります。恵迪寮という名は現在の北海道大学の学生自治寮にも使われているそうです。

コミックでも廊下や階段が使われていましたが、長い廊下や学生たちの部屋には当時の喧騒が聞こえてくるような生々しさが感じられます。

階段とか、コミックで見覚えがあるような。

2階にある上級の学生たちの部屋です。学生はみんな4人部屋で生活していたようです。1階の下級生の部屋はもっとシンプルでした。

[10巻]内部 階段(第七師団27聯隊司令部)
[10巻]内部 渡り廊下(第七師団27聯隊司令部)
[10巻]内部 円卓(第七師団27聯隊司令部)

㉘旧広瀬写真館【15:45】

先ほどは混んでいた「旧広瀬写真館」に戻ってきました。2階に上がるとスタジオがあります。コミックにも少し出ていたような・・・。

大通りに出てみると、お客さんがめっきり減っていてびっくり。団体がいなくなると閑散としてしまうのでしょうか。

それじゃあってことで、スタンプラリーのAR写真をパチリ。

ついでにこちらでもパチリ。

上のAR写真は聖地巡礼に役立つアプリ『舞台めぐり』から。旅行を面白くするこの手のアプリやゲームはおすすめです。

いやあ、でも暑いし次もあるし、そろそろ限界かなあ。まだまだ回れてないところがいっぱいあるのですが・・・。

入り口の休憩所に戻ると、『ゴールデンカムイ』関連の展示がいろいろありました。

北海道は今、『ゴールデンカムイ』一色と言えなくもないかも・・・。全国的に注目を集めてますからね、アイヌのことなど。

というわけで、今回はここまで。ギブアップです。

休憩所にあったジオラマ模型をお借りして確認すると、黄色枠で囲った部分しか見て回っていません。まだ全然でした。

しかも、㉓㉔㉕㉖㉗あたりを全然見てない。旧武岡商店も見てない。

他にも金カム関連で回ってない建物には、次のようなものがあります。

《漁村群》

㉝㉞旧青山家漁家住宅・廊下
[4巻]鰊(にしん)番屋
[6巻]

《農村群》

㊱旧山本消防組番屋
[6巻]火の見やぐら

㊳旧ソーケシュオマンベツ駅逓所
[7巻]苫小牧競馬場 厩舎外観
[7巻]苫小牧競馬場 厩舎内観

㊶旧納内屯田兵屋
[2巻]内装 白石の潜伏場所

㊴旧田村家北誠館蚕種製別所
173話 関谷

㊻旧樋口家農家住宅
[12巻]漁師たちの番屋外観
[12巻]漁師たちの番屋内観

㊽旧菊田家農家住宅
[7巻]農家外観

残念ですが、また次の機会に回します。飛行機で飛んできてるんだけど、次の機会あるかなあ・・・。いつかなあ・・・。

結果

なんだか半分も回ってないような感じでリタイアしてしまいましたが、それでも当初予想していた以上に時間がかかってしまいました。

金カム関連だけでなく、結局片っ端から見学してしまったので。

でもせっかくきたのですから、見たいものはしっかり見ないと、ですよね。

結局のところ、見学していた時間は1時間45分くらい。全部見ようと思ったら2時間半はかかるんじゃないでしょうか。とにかく広いですから。街1つ分みたいな感じで。

まとめとしては、こんな感じです。

・休憩なしで1時間45分回って、やっと半分。
・ゴールデンカムイ関連だけでも2時間はかかると思う。
・せっかくだからと思って全部見て回ると3時間近くかかるんじゃないかな。
・15時以降はお客さんがガクンと減る感じ。
・奥まで行くなら行きだけでも馬車鉄道に乗ったほうが良さそう。

あと、食堂で何か食べてきたかったです。屯田兵定食とか。

おわりに

『ゴールデンカムイ』は2019年7月時点で、まだまだ連載が終わりそうにありません。作画のもとになる建物や風景は今後も増え続けていくので、巡礼の旅は広範囲に渡るのではないでしょうか。

『ゴールデンカムイ』はエグい描写もあるため万人向けのコミックではないかもしれませんが、好きな人は好きですよね。私もそうですが。

にしても、作品内で描かれている建物や部屋がこれほど揃っている聖地というのも珍しいし、手っ取り早くていいですよね。歴史背景などの解説を読みながらしみじみ回るのがおすすめです。


ちなみにNHK放送のドラマ『永遠のニシパ』のロケにも、ここ「北海道開拓の村」が使われたとか。どんなところが映るのか楽しみです。


2023年には実写化予定だとか。どうなるか楽しみですね。

名称 野外博物館 北海道開拓の村
住所 札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
開館時間等 5〜9月:9:00〜17:00(最終入場 16:30) / 無休
10~4月:9:00〜16:30(最終入場 16:00) / 月曜休業
アクセス JR「新札幌」駅または地下鉄東西線「新さっぽろ」駅からバスで20分
⇒公式サイト

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この記事の執筆者:GAJACO(がじゃ子)
何かを集めるための旅行、コンプするための旅行が好きなスマホ写真部。旅行に位置ゲーは欠かせません。ポケGOはもちろんのこと、ムーミンムーブ、ピクミンブルーム、信長の野望、モンハンNOWなど浅く広く楽しんでます。
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