帯広にはスルーするにはもったいない観光スポットがいくつかありますが、その中でも「六花の森」と「中札内美術村」はおすすめです。
「六花の森」「中札内美術村」をおすすめする理由は次の3つ。
2.3つの美術館で芸術作品を堪能できる
3.比較的空いているので穴場かも・・・
4.おいしいスイーツが食べられる(六花の森)
見どころを紹介していきます。
目次
フォトスポット満載の「六花の森」
北海道を代表するお菓子メーカー「六花亭」が運営している「六花の森」は、六花亭製菓の工場の隣にある広大な自然公園。
敷地内には散策路を整備した森に花壇、小川、広い芝生、小高い丘などがあり、景色もよくて開放感にあふれています。
丘の上には「考える人(ロダン)」をモチーフにした巨大な彫刻が置かれていて、いいアクセントになっています。
広場の片隅には休憩スペースがあり、椅子に座ってゆっくりと眺めることもできるので、気持ちのいい風景をながめながらのひと休みにも最適です。
インスタ映えしそうなオブジェもいくつか用意されているので、自然をバックに面白い記念写真が撮れそうです。
敷地内の撮影は自由なので、屋外展示の芸術作品や草花を含めた美しい風景写真が撮れます。ただし美術館の内部は写真撮影不可なので注意しましょう。
「六花の森」の美術館
六花の森には美術館や作品館が全部で7つあり、どれも見応えがあって楽しめるものになっています。
坂本直行記念館
有名な六花亭の包装紙を描いた画家・坂本直行さんの作品を展示したスペースが「坂本直行記念館」です。
この坂本直行さんという方は、幕末の偉人・坂本龍馬を輩出した郷士坂本家の直系にあたる人物。坂本龍馬の父・坂本直足さんが3代目で、直行さんは8代目。郷士坂本家の子孫が北海道にいるとは・・・。
なお、こちらの美術館では六花亭・六花の森が大切にしている「十勝六花」を描いた作品が展示されています。六花は北海道を代表する6種類の花だそうです。
メルヘン写真狙いなら「花柄包装紙館」へ
六花の森の中にあって、内部の写真撮影OKな唯一の建物が「花柄包装紙館」。坂本直行さんが描いた六花亭の包装紙を、建物の内部一面に貼ってあるのが「花柄包装紙館」。
もともとかわいい絵ですから、それが壁一面を埋め尽くしている光景は感動ものです。楽しい写真が撮れそうですね。
坂本さんが描いた花の絵を切り抜いてレイアウトした元絵も展示されていて、包装紙が出来上がるまでの工程を垣間見ることが出来ます。
とにかく天井まで花柄なので壮観です。一見の価値ありなので、訪れた際は忘れずに観覧しましょう。
六’cafe(ロッカフェ)のスイーツも外せない
おまけにもうひとつ。六花の森にある直営喫茶「六’cafe(ロッカフェ)」を忘れてはいけません。
ここでしか食べられないのが、できたての「マルセイバターサンド」。サクサクのビスケットと柔らかなレーズンバターのハーモニーは市販のものとは違う感動があります。
今や日本全国どこでも食べられる銘菓「マルセイバターサンド」ですが、できたての味はまた格別。というより別モノです。食べずに帰るという選択肢はありえません。
「六花の森」の入場料は大人800円・小中学生500円とリーズナブル。美しい草花や心休まる風景を存分に楽しめるおすすめエリアです。
ちなみに六’cafeの利用だけならば、六花の森の敷地外にあるため入場料は必要ありません。
また、六花の森の裏口から出ると六’cafeなのですが、スイーツをいただいてから再入場することもできます。その際は正面入り口でチケット代わりのポストカードを提示しましょう。
六花亭運営の「中札内美術村」も見逃せない
六花の森から車で10分ほどの場所にある「中札内美術村」も、六花亭が運営する文化施設です。こちらにもぜひ見ておきたいスポットです。
小泉淳作美術館
日本画家の小泉淳作さんと言えば、知る人ぞ知る京都・建仁寺(けんにんじ)の天井画を描いた方です。こちらの「小泉淳作美術館」には、天井画の下絵が展示されています。
北の大地美術館
札幌農学校第二農場の建物を模した外観もさることながら、館内の大窓の見事な借景が人気です。
中札内美術村の敷地面積はかなり広いので、六花の森から続けて訪問するとくたびれてしまうかもしれません。
おわりに
北海道の自然保存に貢献する六花亭製菓には頭が下がります。特に中札内美術村は入園料無料という徹底ぶりですから驚きです。
おいしいお菓子と美しい自然、そして心を豊かにしてくれる芸術作品の数々。「お菓子にも芸術にもあまり興味ないなあ」という人も、じっくり見ると何やら感じるところがあるかもしれませんよ。それに出来立てバターサンドは最高です。
帯広観光の際は、絶対おすすめのスポットなのでぜひ立ち寄ってみてください。