こんぴらまいりは朝がおすすめ!奥社まで往復4時間(寄り道・撮影・昼食あり)の満喫コース

12月の初旬に、人生初のこんぴら参りに行ってきました。本宮までは785段、奥社までなら1368段の石段を登ることで知られる、あの金刀比羅宮です。

初参りに当たっては入念に調べて行ったのですが、やはり実際に足を運んでみないとわからない部分も多々ありました。

駅からの道中を簡単に紹介しますので、参拝の参考にしてください。

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琴電琴平駅から参道へ

ホテルがJRクレメントイン高松だったので高松駅でもよかったのですが、ことでん(琴平線)の高松築港駅から乗って乗り換え無しで琴電琴平駅まで直行することにしました。

琴電琴平駅のほうがJR琴平駅よりも200mだけ金刀比羅宮に近いようです。

ことでんの高松築港駅を6時30分に出発する電車に乗りました。

ホームから見る高松城跡の鞘橋。だんだん明るくなり始めた頃です。

乗車時間は1時間ほどなので、琴電琴平駅に着いた時には7時30分過ぎ。すっかり明るくなっていました。ついでに晴天です。

帰りは次の目的地の関係でJR琴平駅から乗る予定なのですが、どうせことでん琴平駅の前を通るので、この駅のコインロッカーに荷物を預けることにしました。

琴電琴平駅を出て右方向にある鳥居をくぐり、参道に向けて出発します。時刻は7時40分です。

Googleマップによれば、ことでん琴平駅から出発すると、石段の1段目が始まる場所までは650mほど。歩いて8分くらいです。

駅から突き当たるまで進んでいき、左折します。標識が出ていました。

7時45分。田中屋の手前を右折して参道に入っていきます。

この時間だと、お店はどこも開いていません。しかも結構な冷え込み。

すっかり有名になったおいりソフト。帰りにいただきます。

石段が見えました。ここから長い階段のぼりが始まります。

石段を登って365段目の大門へ

ここからいよいよ石段のぼりがスタートします。時刻は7時50分。

でも少し進んだ辺りで左に入る道が出現。「海の科学館」「旧金毘羅大芝居 金丸座」の表示が・・・。

ちょっと見てきましょう。まだ営業していないと思いますが。

こんぴら様は漁業航海安全のご利益がある神社とされているので、船舶関係の施設がつくられたのでしょうか。まだ開館前なので中はわかりません。

坂を上っていくと、「旧金毘羅大芝居 金丸座」がありました。国の重要文化財の指定を受けている建物です。

9時からなのでまだ入れません。

参道へ戻り、先へ進みます。

朝の8時過ぎ。もう営業を始めているお店もちらほら。

お店の看板にそれぞれ「〇段目」の表記があるのでわかりやすい。でもまだ70段め。先は長い・・・。

石段が連続するわけではなくて、間に平坦なところがあるので全体が結構長くなるんですね。

100段目から前方に見える鳥居。ここから先、365段目にある大門(おおもん)までを一之坂と呼ぶそうで、急な坂が続きます。

一之坂鳥居の右手に置かれている備前焼狛犬。重要有形民俗文化財に指定されている名作だそうです。

確かに急ですね。

168段あたりから左に現れる重要有形民俗文化財の「灯明堂」。

網の間から灯篭を覗いてみました。灯りがついていないとよくわかりませんね。

しばらく行くと前方に大きな門が見えてきました。あれが大門でしょうか。

もう少し上った右手奥には現在の金刀比羅宮の礎をつくったとされる宮司・琴陵宥常の銅像があります。

294段を示す標識がありました。

大門の前に来ました。

右手に立つのが重要有形民俗文化財の青銅大燈籠。

大燈籠の右奥には金刀比羅本教総本部があります。

大門の前から後ろを振り返ります。ここまでで350段くらい。けっこう登ってきたつもりでもまだまだです。

365段目に建っている大門(おおもん)は、水戸光圀の兄で初代高松藩主の松平頼重が1650年に寄進したものだそうです。

この立派な門をくぐって進む先は、いよいよ神域です。

大門をくぐって本宮へ

大門を抜けると、次の目標は本宮。420段先です。

入ってすぐの広場では、昔ながらの飴屋さんが名物の「加美代飴(かみよあめ)」を売っています。

ずっとまっすぐな参道が奥まで続きます。桜馬場と呼ばれる石畳の道です。

ずっと奥に進んでいくと青銅の鳥居が。その右手には宝物館への道があります。

宝物館は8時半から。まだ少し早いようです。

このあたり、お守りの看板が目立ちます。

天狗のお守りは奥社まで行かないと買えないようですね。

本宮の1つ手前までやってきました。500段めにあたる広場のようです。ここから階段を上ると旭社です。

周辺には社務所と書院、神馬(しんめ)のいる御厩、こんぴら狗の像、大きなプロペラ、アフリカ象の像などがあります。

お守りは社務所のほうで売っています。

書院では丸山応挙の襖絵などが公開されているそうです。とても立派な建物です。

せっかくの丸山応挙ですが、今回は看板だけ拝見。中はパスします。

神馬(しんめ)のいる御厩。神馬は神様が乗る白馬で、神社で大切に飼育されています。

えさを食べているときはほとんど顔を上げません。待っているとたまに顔を上げてくれます。

こんぴら狗の銅像。なぜかこの像は極端にマンガっぽくデフォルメされています。そもそもこれ、品種は何なのでしょうか。

江戸時代に主人の代わりにこんぴら参りの代参をした忠犬がいたという話ですが、伊勢神宮にも「おかげ犬」というのがありました。

大きな船のプロペラ。造船会社が奉納したもの。

アフリカ象。奉納するものに規定はないようです。心がこもっていればいいのでしょう。

ちなみにトイレもここで済ませておいたほうがよさそうです。これより上には大きなトイレはありません。

資生堂パーラー神椿(かみつばき)への入り口もありました。神椿まで車で登ると500段とばしでお参りができるようです。

見ているときりがないので、そろそろ石段を先へ進みます。

少し上ったところにある御手洗舎で手と口を清めます。

その先にあるのは祓戸社(はらえどしゃ)。最初にここをお参りして祓い清めるのが新道の慣わしとか。

その隣は火雷(ほのいかづち)社。浄化鎮火消防の神、疫病を防ぐ神が祀られています。

道の脇にあるのは長さ32mの回廊。休憩所としても利用されています。

その先の石段628段目にあるのが旭社(あさひしゃ)。手前に「御本宮ご参拝の方はこちら(右)へお進みください」という看板があるのは、ここを本宮と間違える人がいるからという話も・・・。

伝え聞く話では、森の石松が清水次郎長の代参でこんぴら参りに来た際に、旭社を本宮と間違え、そこに刀を奉納して引き返したとか。それくらい立派な旭社ですが、旭社へのお参りは本宮参りを済ませてから、というのが慣わしなので注意が必要です。

旭社の右手を進むと賢木門(さかきもん)に当たります。

柱の一本が逆さまに付けられてしまったことから逆木門⇒賢木門と呼ばれるようになった門。現在の柱は改修されており、逆さまだった柱は宝物館にあるそうです。

この先の道はけっこうクネクネと曲がっています。

左へ曲がるところにあるのが「下がり一段」。本宮までは本当は786段あるのですが「786=悩む」で語呂が悪いからという理由で、ここで一段下げています。

橋を渡った先の左手が本宮までの最後の石段。

百度石。ここから133段で本宮。お百度を踏むときはこの石段を百往復するそうです。

階段の先に本宮がちらり。本宮は正面からの撮影が禁止となっています。これはどこの神社でも同じ。神様に失礼だからという理由。

本宮に到着したのが9時。ちょうど朝のお勤めの最中でした。

本宮の斜め向かいの神楽殿からは雅楽の音が。

本宮の御祭神は大物主神と崇徳天皇。農業・殖産・医薬・海上守護のご利益があるとされています。1878年に再建されました。

本宮の左手に建つのは三穂津姫社(みほつひめのやしろ)。大物主神のお妃が祀られています。

その左には絵馬堂。

中は圧巻。なかなかの見ものです。

本宮の右手の広場は絶景スポットでした。讃岐富士がよく見えます。

そして本宮の右手奥に、奥社へ続く参道があります。

この先さらに30分。進むかどうかは体調と相談しましょう。

本宮から奥社へ

体力と相談した結果、私たちは先へ進むことにしました。

白峰神社まで500mだそうです。赤い橋を渡ります。

次々と現れる石段。1368段への道のりはなかなか厳しいものがあります。

途中にあるのは常盤神社。

石段は続きます。惰性で上ります。

それでも白峰神社までは案外あっさり着きました。

崇徳天皇が祀られている神社。怨霊伝説で有名な崇徳天皇には悪縁切りなどに強大なご利益が期待できるそうです。

その先もまだまだ続きます。そう簡単にはゴールにたどり着きません。

石碑の下に亀がいました。玄武(げんぶ)なのでしょうか。

菅原神社もありました。天神様ですね。

休憩所が見えてもゴールではありません。その左手にまだまだ長い石段が・・・。

ここを上り切った先がゴールだといいのですが・・・。

なにやら赤い建物が見えましたが・・・。

残念。その右手にまだ石段が続いていました。さすが奥社への道。徹底的に上らせます。苦行です。

でもようやく見えてきました。

めでたく奥社に到着です。時間は9時50分。1段目からおよそ2時間かかりました。

奥社の御祭神は厳魂彦命(いづたまひこのみこと)。金刀比羅宮の守護神となると言い残して山中に姿を消し、天狗になったという伝説を持つ宮司・金剛坊宥盛を神格化して祀っています。

ご利益を賜りたく、天狗御守をいただきました。

奥社の左手の崖は威徳巌(いとくのいわ)。厳魂彦命や朱雀天皇が参籠した場所とされており、上の方に天狗の面が飾られています。

ひとしきり休憩したら、ここから一気に下山します。次に奥宮を訪れるのはいつになることやら・・・。

奥宮から神椿まで

さて、歩き疲れてお腹が空いた私たちは、次の目的地を資生堂パーラー神椿にしました。あそこなら何か食べられそうです。

10時10分。奥社からスタートです。

下りのほうが足への負担が大きいといいますが、全くその通り。容赦なく膝やふくらはぎに痛みがきます。

それでも下りは速いもので、35分ほどで旭社まで戻ってきました。

旭社でお参りをしてから、さらに下ります。

神椿まで下りてきました。

階段を下ります。

資生堂パーラー神椿でいただいたのは、オリジナルサンドウィッチとコーヒー。写真で1人前。

資生堂パーラー神椿には専用の駐車場があり、パーラーの利用者ならここに車を停めて参拝をすることで、本宮までの500段分をショートカットできるのでおすすめです。

神椿から参道入り口まで

30分ほどで軽食をとって休憩したので、参道入り口に向かいます。

大門まで下りてきた頃には11時40分。もうすっかり暖かくなっていました。参拝客も増えてます。

昼間は参道にひさしが出てアーケードみたいになるんですね。朝とは雰囲気が変わります。空が見えなくなってしまいますが、もともと日陰がないので夏場はこうでもしなければ暑くて大変でしょう。

敷島館という旅館が運営している足湯がありました。無料のようです。

朝から食べたかった「おいりソフト」を買いました。おいり自体はとても軽くて、口に入れると溶けてしまうくらいの食感。何よりソフトクリームそのものが凄く美味しくてびっくり。さぬき希少糖ミルクを使っているというこのソフトはこれだけで極上のスイーツ!

帰りは川沿いをバイパスしてことでん琴平駅へ。

駅到着は12時10分。朝スタートしたのが7時40分だったので、ちょうど4時間半です。なかなか疲れました。コインロッカーの荷物を回収してJR琴平駅へ向かいます。

歩いて8分ほどでJR琴平駅。これにてこんぴら参りは無事終了。ここから次の目的地へ向かいます。

まとめ

以上、私の人生初のこんぴら参りの一部始終を紹介しました。

思ったことは次のようなことです。

・遅くとも8時ぐらいまでには参詣を始めたほうが良さそうです。目に見えて人が増え始めるのは10時頃ですが、人が少ない境内で雰囲気を味わいたい人は早朝からのスタートが断然おすすめです。

・12月でも汗をかくので服装には注意が必要です。早朝は寒いですが、厚着のまま進むと途中で汗をかきます。脱いだり着たりが簡単にできる服装を重ね着して挑みましょう。

・やはり全行程を歩くのは、人によっては苦行となります。神椿の営業時間に合わせて駐車場までタクシーで上ってしまえば500段抜かしでラクができます。

資生堂パーラー神椿
営業時間

【ランチ】
11:30〜15:00(オーダーストップ 14:00
年中無休

【ディナー】
18:00〜21:00
予約制

【カフェ】
9:00〜17:00(オーダーストップ 16:30)
年中無休

※年末年始の休業日などは公式サイトで確認を。

所在地香川県仲多度郡琴平町892-1
金刀比羅宮 境内、石段(参道)500段目
⇒公式サイト
GoogleMapで見る

・駅から大門までを行き来する巡回シャトルバスもあるようです。帰りにポスターを見ました。

⇒金毘羅参拝登山シャトル

一度は歩きたいこんぴら参り。足腰が丈夫なうちに全踏破することをおすすめしますが、自分の体力に応じて多少の楽をしてもご利益にはそれほど影響しないと思いますよ。神様って案外寛大ですから。

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