新宿にある強力なパワースポット、花園神社を参拝しました。都会の真ん中にあって、ここだけ空気が違うような感じでした。簡単に紹介します。
新宿の総鎮守”花園神社”
新宿の繁華街にある花園神社。江戸時代にできた宿場町・内藤新宿の総鎮守として崇敬を集めてきた神社で、400年以上の歴史を持っています。
この場所は尾張藩下屋敷の庭の一部を拝領したもので、花が咲き茂っていた場所だったため、社名に”花園”と付いたのだとか。
御祭神はお稲荷さま
花園神社の御祭神は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)ですが、昭和4年に雷電神社を、昭和40年に大鳥神社を合祀しているため、それぞれの御祭神である日本武尊(やまとたけるのみこと)、受持神(うけもちのかみ)の二柱も祀られています。
倉稲魂神は伏見稲荷大社の主祭神としても知られる稲荷神。お稲荷さまとして親しまれている神様で、五穀豊穣・商売繁盛などの御利益があるとされています。
主祭神がお稲荷さまであることから、花園神社には”花園稲荷神社”の社名碑も建っています。
芸能文化の拠点
美しい朱色が印象的な社殿は昭和40年に建て替えられたもので、鉄筋コンクリート製。その前には幅広の階段があり、さながら宮殿のように見えます。
境内ではお祭りや催し物、演劇などが定期的に行われており、地域の芸能文化の拠点として活用されています。
劇団稽古の帰り、新宿寄ったら花園神社で酉の市やっていた。
夜の神社の催し物って、なんか幻想的だ。今日はやっていなかったが、酉の市では見世物小屋もやるらしい。気になる。 pic.twitter.com/ccP8pX37vl— 明智 麻里子 (@marinyan1023) November 1, 2020
昨日新宿眼科画廊へ向かう前に花園神社に寄ってみたら桜がもう咲いていた。あと何か設営してると思しき現場にも吸い寄せられて…見ると、フライヤーが。作業服着た劇団の女の人?に「チケットも扱っております」と声かけられた。そういや脇ではセリフ読み?してる人も。現代の紅テントだね。 pic.twitter.com/FRfcWWuJJn
— Miho.tooz (@70oz22) March 19, 2020
境内の社
花園神社の境内には2つの境内社があります。
芸能浅間神社
主祭神は木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)で、本来の御神徳は火難厄除と安産・子授けです。新宿という土地柄、昔から芝居や舞踊など芸能関係者に信奉されており、芸能人からの奉納が多いことでも知られます。
威徳稲荷神社
赤い鳥居のトンネルが印象的な威徳稲荷神社は、知る人ぞ知る名物神社です。
昭和4年創建と新しいものですが、夫婦和合・子授けの御利益がある強力なパワースポットとして知られます。
人気の源であるご神体が正面扁額の上と、社の裏手にあるのでお見逃しなく。
迫力ある唐獅子像
新宿区指定有形文化財に指定されている二対の唐獅子像は1821年に製作された銅像。名鋳工として名高い村田整珉の作です。
鬼気迫る表情の唐獅子は迫力満点。南の参道入り口に設置されています。
ダルマみくじ・きつねみくじ
花園神社ではダルマやキツネのおみくじが入手できます。いわゆる”ゆるみくじ”です。
ダルマ(達磨)は中国禅宗の開祖ですが、ダルマ人形は縁起ものとして親しまれています。花園神社では赤と白の二種類のダルマみくじが用意されています。
また、主祭神の倉稲魂神の神使いは白狐(びゃっこ)。おみくじにも左右二体のきつねがあります。
ひとつひとつ手書きなので同じものはありません。お守りとして身近に置くのにも最適なのでおすすめです。
まとめ
以上、新宿の花園神社の紹介でした。
昔から地元のおいなりさんとして親しまれてきた花園神社。お祭りや盆踊りなどの行事もさかんで、毎週日曜日には骨董市も開催されています。
新宿に出かけた際にはちょっと足を伸ばしてお参りしてみてはいかがでしょうか。
名称 | 花園神社 |
住所 | 東京都新宿区新宿5-17-3 |
アクセス | 地下鉄「新宿三丁目駅」下車 |
⇒公式サイト | |