浅草寺の隣にあるにもかかわらず、寺への参拝はしても神社の存在に気付かずに帰る人が多い知る人ぞ知る神社が浅草神社です。
浅草の隠れスポット、浅草神社についてかんたんに紹介します。
御祭神は漁師の兄弟
漁師をしていた檜前浜成・武成という兄弟の網に仏像が引っかかり、その仏像を見た知識人の土師真中知が自宅に安置したことが始まりとされている珍しい由緒を持つ浅草神社。創建に貢献した三人を神格化してお祀りしているので、地元では”三社さま”の名で親しまれています。
人を神格化するのは皇族ではよくあることですが、一般人であった漁師が神格化された神社は全国でも希少だと思われます。
1649年には東照宮(徳川家康)を合祀。徳川家光の寄進で造られた社殿は、国の重要文化財に指定されています。
東照宮ならではの美しい彫刻
浅草神社の社殿は日光東照宮と同じ権現造という様式で、大権現(徳川家康)を祀るのにふさわしい装飾が施されています。
麒麟・鳳凰・飛龍などの神獣の彫り物で美しく飾られており、とても見応えがあります。
夫婦狛犬(めおとこまいぬ)
境内には1対の狛犬が仲良く並ぶ「夫婦狛犬(めおとこまいぬ)」があります。
夫婦狛犬は良縁・恋愛成就・夫婦和合のご利益があるといわれている人気のスポットです。あいあい傘の下で寄り添いあう姿は何とも愛らしく、見ていて癒されます。
一年安鯛みくじ
浅草神社では檜前兄弟にちなんだ一年安鯛(あんたい)みくじがあります。
これと決めた鯛を、竿を使って自分で釣り上げるようになっています。
まとめ
以上、浅草神社についての紹介でした。浅草神社は浅草寺の本殿右手からすぐのところにある神社なので、時間があったらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
名称 | 浅草神社(あさくさんじゃ) |
住所 | 東京都台東区浅草2-3-1 |
アクセス | 東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武線の浅草駅から徒歩7分 |
⇒公式サイト | |