鹿児島の銘菓といえば「かるかん」とか「かすたどん」、あるいは「ふくれ菓子」「あくまき」などが挙げられますが、郷土菓子の「げたんは」っていうのは知っていますか?
本記事では鹿児島観光の際にはぜひとも食していただきたい「げたんは」について紹介します。
鹿児島銘菓「げたんは」にハマる!
皆さまこんにちは。@Gajacoはこのたび、鹿児島旅行に行って「げたんは」なる郷土菓子を知り、どハマりしました。
鹿児島の人気菓子については旅行前に調べていたのですが、現地でいろいろ食べてみた中でもこの「げたんは」だけはお土産に大量買いしてきました。
老舗菓子店の南海堂のサイトでは「げたんは」は次のように説明されています。
生地にたっぷり黒糖蜜を浸したお菓子。
黒糖蜜の上品な甘さとしっとりとした食感。
下駄の歯に格好が似ているところから名付けられた
「げたんは」は、鹿児島のシンボル「桜島」のようにも。
長い間、鹿児島で愛され続けてきた郷土菓子です。(南海堂 公式HPより)
最初見た感じでは「三角形の黒棒」という印象でした。実際のところ材料的には黒棒と変わらない様子。でも一口食べた瞬間わかりました。あっこれって有りそうで無かったお菓子だ・・・。
言葉で表すと「しっとりした感じの黒棒で、黒砂糖のシロップをたっぷり吸っており、端っこがザラザラしてる」。このザラザラは上質なカステラの底面にザラメが溜まってジャリジャリと甘くておいしい、というのと同じ。この部分が最高にたまらなくおいしい!
黒棒は表面に黒砂糖がしっかり固まって付いていて、中身もパサっとしているのが多いですが、げたんははとにかくしっとりでべったり。三角の面と面がぺったりくっついて剝がせないくらい。
最初に購入したのは桜島サービスエリアで、その時出会ったのがたまたま有名な南海堂の商品でした。帰りに空港で買ったのも南海堂のものですが、パッケージは異なります。
後から調べたところによると、げたんは霧島市横川町発祥の伝統菓子で、昭和の初めに途絶えたものを高齢者の記憶をもとに2004年に復活させたそうです。20年ほど前には店頭に並んでいなかったんですね。
普通の三角のやつ以外に、一口サイズの商品もどこかで見たような気がします。南海堂以外の製品もあったような・・・。
通販では南海堂特注の「濃蜜げたんは」(黒糖濃いめ)もあるみたい。注文してみようかなと思いました。
今回は本当においしいお菓子に出会えたので、鹿児島旅行が格段に楽しいものになりました。《 鹿児島 = げたんは 》という感じで一生記憶に残ると思います。