北海道の観光名所・小樽。その総鎮守として150年以上の歴史を持つ小樽住吉神社は映える神社としても有名です。
海へと続く参道が印象的な小樽住吉神社について紹介します。
御祭神は住吉三神と神功皇后
小樽住吉神社の御祭神は神功皇后(じんぐうこうごう)と住吉三神。神功皇后は神託を受けて三韓征伐を成し遂げた勇ましい皇后。日本神話上のカリスマ的な存在で日本初の肖像入りのお札”神功皇后札”にも描かれました。『古事記』では「息長帯姫神(おきながたらしひめのみこと)」と表記されています。
明治の神功皇后の十円札、神々しいな。
今探して入手しようとすると何十万円のプレミアムになっている。 pic.twitter.com/GrWHvzQOeG— 古川陽明 (@furunomitama) April 9, 2019
住吉三神とは『古事記』における底筒之男神(そこつつのおのかみ)・中筒之男神(なかつつのおのかみ)・上筒之男神(うわつつのおのかみ)の三神のこと。伊弉諾尊(いざなぎ)が禊をした際に身体から流れた水より生まれた神様で、海の神・航海の神・和歌の神・安産の神として崇められています。
海へと続く参道
住吉三神を祀る神社にふさわしく、小樽住吉神社の参道は海の方へまっすぐ続く一本道。長い石段を上った先の本殿前は、遠くに青い海が見える絶景スポットとなっています。
副参道の三十三基の鳥居
参道の石段の途中から脇へと続く副参道には、2020年に行われた鎮座150年の記念事業で設けられた三十三基の鳥居が並び、小樽の新しい映えスポットとして人気です。
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愛らしい狛犬
小樽住吉神社の狛犬はとても個性的なお顔をしています。これだけユーモラスで愛らしい狛犬は道内でも珍しいと思われます。
小樽住吉神社の狛犬は比較的柔らかい石で造られたものが多いようで、参道には原形をとどめていないような像も見られます。この1対は現在のところまだ美しい形で残っています。
えぞみくじ「日進月歩」を頒布
小樽住吉神社では「日進(にしん)月歩みくじ」と名付けられたかわいい鰊(ニシン)のおみくじが拝受できます。ニシン漁は小樽が”北のウォール街”と呼ばれるまでに発展した原動力となった産業です。
おみくじ自体はニシンのお腹に挟まっており、北海道弁で書かれているのが特徴です。
北海道のいくつかの神社ではご当地の特徴を生かした変わり種のおみくじを頒布しており、「えぞみくじ」と呼ばれています。「日進月歩みくじ」もそのひとつです。
花手水詣と御朱印
小樽住吉神社では美しい花手水を設ける期間があり、花手水詣の御朱印は大変美しいと評判です。
小樽の住吉神社の花手水と御朱印(清涼)。 pic.twitter.com/n0MU273aJo
— rioka (@riokashiyaha) July 18, 2022
まとめ
以上、小樽の総鎮守として崇敬を集める小樽住吉神社の紹介でした。石段は少々きつめですが絶景が望めるおすすめスポット。小樽を訪れた際はぜひお参りすることをおすすめします。
名称 | 小樽住吉神社 |
住所 | 小樽市住ノ江2丁目5番1号 |
開館時間等 | 9:00~18:00 |
アクセス | JR「南小樽」駅から徒歩8分 |
⇒公式サイト | |