茨城県には歴史ある神社がたくさんありますが、中でも2つの兄弟神社としてその名を知られる酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)と大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)は観光名所としても人気のスポットです。
椿の名所としても有名な酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)について紹介します。
1100年以上の歴史を持つ古社
856年に創建された酒列磯前神社(さかつらいそざきじんじゃ)。1160余年も前に大名持命(おおなもちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の神託を受けて建てられた2つの神社の一つです。
酒列磯前神社の御祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)。大名持命(おおなもちのみこと)とともに天照大神(あまてらすおおみかみ)の命を受けて地上へ降り立った国造りの神です。病気平癒・健康長寿の御神徳を持ち、恵美寿(えびす)さまの別名を持つ学問成就・商売繁盛の神でもあります。
金運アップのパワースポット
配祀神(はいししん)として祀られている大名持命(おおなもちのみこと)の別名は神話『因幡の白うさぎ』でよく知られている大国主命(おおくにぬしのみこと)であり、”だいこくさま/大黒天”とも呼ばれる神様です。
だいこくさまはお金と出世の神であるため、酒列磯前神社は金運の御利益が有名。それにちなんだ金色の招き猫みくじが人気です。
金色と白があります。セットにするとかわいさも運気も倍増かも・・・。
また、縁起の良い鯛のおみくじもとってもユーモラス。個人的にはこちらもかなりおすすめ。
必見!拝殿の「リスと葡萄」の彫刻
拝殿の前面上部にある彫刻は全国でも珍しい「リスと葡萄」をモチーフにした作品。作者は日光東照宮の「眠り猫」などで知られる左甚五郎(ひだりじんごろう)と伝えられています。
神社の装飾としてはかなり奇抜でユニークですね。
金運を授かる幸運の亀
境内に奉納されている亀の像は「幸運の亀」と呼ばれており、過去に宝くじで高額当選をした人が奉納したもの。撫でると宝くじが当たるという噂も・・・。
椿の咲く参道と海の見える鳥居
酒列磯前神社の参道は椿(つばき)とタブノキが生い茂る樹叢(じゅそう)のトンネルになっています。
冬の開花シーズンには赤い椿と参道の幻想的なコラボが人々を魅了します。
樹叢のトンネルを抜けると左手に見えるのが”海の見える鳥居”。人気のフォトスポットです。
月替わりの御朱印が美しい
逆列岩を描いた美しい御朱印でも話題になっています。
御朱印は奇数月と偶数月で図柄が異なったりするので、事前に公式サイトで確認したほうが確実です。
まとめ
以上、茨城県の名社「酒列磯前神社」の紹介でした。
全国的にも珍しい椿の咲き乱れる300mの参道はとても美しく、見ごたえ十分。できれば冬の開花シーズンにお参りできるといいと思います。
名称 | 酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ) |
住所 | 茨城県ひたちなか市磯崎町4607-2 |
アクセス | ひたちなか海浜鉄道 磯崎駅より徒歩12分 |
⇒公式サイト | |