東京駅の丸の内南口から徒歩1分のところにある/KITTEの2階・3階に、あまり知られていない穴場的観光スポット「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」(INTERMEDIATHEQUE)があります。この博物館は決して規模が大きいわけではないのですが、見ごたえ十分で満足度の高いスポットで、しかも無料です。
東京駅周辺で時間が余った人におすすめの、気軽に立ち寄れる無料の博物館「インターメディアテク」を紹介します。
目次
写真撮影OKな開かれた博物館
インターメディアテクは東京大学と日本郵便が協働するミュージアムで、東京大学が蓄積してきた学術標本や研究資料などの展示を目的とする施設です。2013年に開館しました。
入館料は無料。2023年からは館内展示物の写真撮影がOKとなり、絶賛おすすめ中のスポットです。
以下に展示内容をかんたんに紹介していきます。
【インターメディアテクの展示物】数多くの剥製標本
館内には鳥類や大小動物のさまざまな剥製標本が展示されています。
特に鳥類の数は豊富です。岐阜県の老田野鳥館から寄贈された”老田コレクション”約300点を所蔵しています。
動物の標本もいくつかあります。こちらも老田野鳥館寄贈。
コジャコウネコはかなり珍しい標本です。東山動植物園で本物が見れるとか。
左にいるのは絶滅危惧種のタイワンヤマネコ。
【インターメディアテクの展示物】大小さまざまな骨格標本
インターメディアテクには骨格標本も多数展示されています。
入ってすぐに目に入るのは、吹き抜けの壁に展示されたマチカネワニの骨格標本レプリカ。マチカネワニは1964年に大阪府の待兼山(まちかねやま)で発掘されました。本物は大阪大学総合学術博物館にあります。
大型のものではミンククジラの骨格標本。
部屋の中央に立つマサイキリン。神戸市立王子動物園にいた「神平」だそうです。
【インターメディアテクの展示物】動植物から岩石鉱物まで多種多彩な資料
ヒトデやサンゴ、海藻、貝類などの海洋生物、昆虫類の資料も豊富。また岩石や鉱物などの貴重な標本や化石なども数多く展示されています。
【インターメディアテクの展示物】蓄音機や顕微鏡など貴重な骨とう品
天体望遠鏡や天球義、電気工学器具、35ミリ映写機、タイプライター、天秤、顕微鏡や実験器具など骨とう品レベルの貴重品が展示されています。
エジソン・フォノグラフ社の蓄音機などもあります。
特別展やイベントも開催
インターメディアテクでは特別展やイベントが不定期に開催されています。他の博物館ではなかなか体験できないような催しもあるのでお見逃しなく。
KITTEのインターメディアテクの蓄音機音楽会、迷ってたけど仕事帰りに行ってきた!ほんとうに行って良かった~😭
大学4年のときジャズ史の講義を取ってたの思い出した。アカデミアの素敵さよ、、 pic.twitter.com/KxAPiK15Pp— haru (@haru33232323) March 29, 2019
インターメディアテクで開催中の企画展『魚學コトバハジメ』展へ。
様々な動植物の描写資料を持つインターメディアテクの中でも今回はサバ科の魚類を中心に展示。
博物画でもここまでサバ科の絵を集めた展示なんてみたことない…全体図だけでなく、切り身(?)まであって驚きでした。サバ好き必見! pic.twitter.com/zbHjq37Qt7— 平日美術館 (@heijitsubijutsu) October 17, 2023
まとめ
以上、東京駅から1分のKITTE内にある無料の博物館「インターメディアテク」の紹介でした。なかなかのボリュームで写真撮影もOKなので、時間が空いた時などにはぴったりのおすすめスポットです。
名称 | JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク |
住所 | 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階 |
開館時間等 | 11:00-18:00(金・土は20時まで開館) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始 |
アクセス | JR東京駅丸の内南口から徒歩1分/丸ノ内線東京駅地下道より直結 |
⇒公式サイト | |