Gajacoです。
先日の週末に福井県立恐竜博物館に行ったのですが、すごい混雑ぶりで見学・食事はおろか休憩すらもままならない状態だったため、早々に脱出することにしました。
その場で急いで調べて、車でひとっ走り向かった先が「越前竹人形の里」。結果的にここが結構な穴場で、満足度の高いランチを食べることができたので、みなさんに紹介したいと思います。
目次
大混雑の恐竜博物館にギブアップ!
ことの始まりは福井県立恐竜博物館のあまりの混雑ぶりにギブアップしたことから。
思えば、夏休みに入った最初の週末に福井県立恐竜博物館に行くなんて、あきらかに判断ミス。暴挙でした。
特別展とイベントが重なって、子ども連れで超大賑わいになった恐竜博物館。さすがに夏休みに入ると、大人がゆっくり観賞できるような状態ではありません。
ラプトルくんも夏休み仕様になっていました。
恐竜博物館に入っては見たものの、ちょっとだけの滞在で早々に「ダメだね、今日は」。
どこかでひと休みしたいなあと思ったのですが、館内のDINO CAFEは当然のように満席、ジオターミナルのフードスペースもいっぱいで、ちょっと無理っぽい。
これは恐竜博物館から離れてどこか他に行ったほうが良さそうだということになったので、急いで行き先を探しました。
行った先が超穴場でおすすめの場所だった!
大混雑の恐竜博物館をあとにした私たちが向かった先は、車で30分ほど離れた場所にある「越前竹人形の里」。前々から話には聞いていたのですが、実際に行くのははじめて。
「越前竹人形の里」は県道17号沿いにあります。丸岡方面から車で恐竜博物館に向かった人なら、かならず前を通っていると思います。
福井県の郷土工芸品に指定されている越前竹人形を鑑賞したり、竹細工を体験したりできる施設。
中に入ってみると、とても落ち着いた雰囲気が心地よく、様々な竹細工製品が並んでいて楽しそうです。
越前竹人形の里 | |
所在地 | 〒910-0331 福井県坂井市丸岡町上久米田63号1番地 TEL 0776-66-5666 |
アクセス | 北陸自動車道福井北ICから車で15分 |
営業時間 | 4~11月 9:00~16:30 12~3月 10:00~16:00 毎週水曜定休・12/26~31日は年末休業 |
→公式サイト |
竹の工芸品や郷土の土産のデパート
1階は体験工房やギャラリー、福井名産のお土産品コーナーになっており、福井土産はここで決まり!ぐらいの豊富な品揃え。お土産を探すなら、ここはいろいろ見て選べるのでかなりおすすめです。
竹を使った郷土品や玩具、美術品以外に、郷土のお菓子や海産物、おつまみ、お酒など、本当にさまざまなものが扱われています。
こういうのを見るのって楽しいですよね。
実際に郷土民芸品をつくっている竹工房があり、日本でここにしかない竹人形展示館があります。工房入館料は大人300円、15歳以下150円。
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竹細工の体験もでき、竹とんぼ300円から雛人形1400円までいろいろ。ふだん体験できないことに挑戦するのは、大人も子供もいっしょになって楽しめるのでいいと思います。
世界的にも知られる越前竹人形の美しさ
越前竹人形は髪の毛1本まで真竹を割いて作られている精巧な作品で知られ、その繊細な美しさに魅せられたコアなファンも多いとか。
髪の毛の太さは0.2mmほど。一体の人形の髪に5000本から7000本も使われるとか。根気のいる作業ですね。
風になびく髪が竹で出来ているなんて、言われなければ思いもよりません。
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竹人形製作の第一人者である師田黎明(もろたれいめい)さんの作品はロシアのエルミタージュ美術館に収蔵されており、高い評価を受けているとか。
ショップには本格的な人形以外にも、かわいい作品や小物などがたくさんあります。
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その美しさをモチーフにした小説『越前竹人形』(水上勉)が書かれ、映画やドラマになったことも。浅見光彦シリーズの『竹人形殺人事件』には美しい竹人形たちや「竹人形の里」が登場しているようです。
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2階は絶品お揚げを提供するレストラン
「越前竹人形の里」の2階は、地元で評判の「竹田の油あげ 谷口屋」が運営するレストラン『旬の心』になっています。
この谷口屋というお店は、丸岡町竹田にあるお豆腐屋さん。谷口屋本店レストランというのが別にあって、ここ『旬の心』は別店です。
谷口屋には話題になっている名物があります。それは・・・。
大きなお揚げ。揚げたての分厚いお揚げをその場でいただけるのがウリなんですね。入ってみて初めて知りました。
店内で揚げているのがガラス越しに見えていて、とってもおいしそう!
今日のランチはこれに決めました。
注文するときに聞いたのですが、写真を撮ってSNSにアップするお客さんが多いのだとか。ビジュアル的にかなりインパクトありますからね~。
超巨大な油揚げに圧倒!
注文してしばらくすると、料理がワゴンに乗って運ばれてきました。目の前に置かれた”油あげ御膳”は・・・。
ぶ、分厚い・・・。
国語辞典ぐらいの厚さの油揚げのお目見えです。
こんがりキツネ色に揚がっていて、香ばしい良い香りがします。
写真を撮ってから、用意されたハサミで食べやすいサイズに切ります。
テーブルに載っていた食べ方の説明書きでは、薬味とタレをかけて食べるのがオーソドックスな食べ方のようで、その他に塩をかけてもいいみたいです。
でもせっかくなのでまずはそのまま味わってみました。
えっ、何!?お揚げってこんなにおいしかったっけ?
表面さっくりなのに中はみずみずしいのにびっくり。みずみずしいといっても冷たいわけではなくて、ちょうどいい感じの食べやすい温度。揚げたてのお揚げなんて食べるのは初めてだったので、衝撃的でした。
表面も油っこくなくて、中の豆腐も濃厚な味わい。豆腐そのものがおいしいんだ、これは。
この定食には豆腐の小鉢も付いているので、次は豆腐だけを味わってみました。
大豆の美味しさがしっかり感じられ、沖縄で食べるジーマミ豆腐ぐらいの濃厚さがあります。これは豆腐だけ食べてもご馳走だわ・・・。
ちなみにおそばも美味しかったです。こしがあるそばで食感がよくて・・・。
個室で予約限定料理をいただくのも可
「旬の心」の店内は広くて、個室もいくつか用意されていました。大人数での会食にも使えそうです。
実際、個室に入っていくお客さんも多かったので、予約を入れて利用する人も多いのかもしれません。
メニューには予約制の御膳が載っていました。いろいろ少しずつ味わえて楽しいですね。大きなお揚げは別に注文することになりそうですが・・・。
また、こちらでは食事以外にスイーツも楽しめます。竹田のシュークリームは土日限定のもので、周りでも何人か注文していました。
次に行くときには豆乳プリンとか豆乳ロールケーキもいただいてみたいと思います。
まとめ
福井の穴場的なスポット「越前竹人形の里」の紹介でした。というより「旬の心」の”お揚げリポート”っぽくなってしまいましたが。とにかくおいしかった~。
「旬の心」は15時まで(14時半がラストオーダー)なので夕食というわけにはいきませんが、観光途中のランチにはピッタリです。
「越前竹人形の里」は福井県立恐竜博物館や平泉寺白山神社の観光がてら立ち寄るには最適の場所です。ここのお揚げをメインに旅行計画を組んでもいいくらいです。
今回は竹細工の体験をしてこなかったのですが、時間があったら挑戦したいものです。
「越後竹人形の里」はおすすめです。みなさんもぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。
越前竹人形の里 | |
所在地 | 〒910-0331 福井県坂井市丸岡町上久米田63号1番地 TEL 0776-66-5666 |
アクセス | 北陸自動車道福井北ICから車で15分 |
営業時間 | 4~11月 9:00~16:30 12~3月 10:00~16:00 毎週水曜定休・12/26~31日は年末休業 |
→公式サイト |