旅行先での動画撮影で気になるのが手振れ。素敵な風景を撮っても歩きながらの手持ち撮影では見るに堪えない映像が撮れていることも多いのでは?
最近のスマホは動画撮影の手振れ除去もしてくれるのですが、それでも不十分。でも高額なジンバル(手振れを補正するアイテム)を用意するほどでもないし・・・。
そんなあなたにおすすめなのが「Luma AI」です。
Luma AIがつくる驚きの映像
「Luma AI」を使うとどのような映像が撮れるのか。まずは現物を見ていただきましょう。
この映像はスマホを構えながらお寺の階段を上り、ふつうに歩いて撮っただけのものです。ジンバルなどの手振れ防止策は何もしていません。
普通のビデオ動画ならば階段を上る時の振動や歩いている時の左右のブレなどでけっこう見づらい映像になります。「Luma AI」ならスマホ一つでその悩みを解消してくれます。
ちなみに撮影場所は福井県の明通寺。806年創建の歴史ある寺院で、異空間を感じさせる独特な雰囲気が魅力。本堂と三重塔は国宝に指定されています。
スマホを手に歩くだけでスムーズな映像が撮れる「Luma AI」
「Luma AI」はNeRF(Neural Radiance Fields)という技術を用いた3Dキャプチャ用のアプリです。
写真やビデオから3Dモデルを生成するのが得意ですが、単なるビデオデータではない、再現度の高い3D映像の作成にも使えます。
Luma AIはスマホで何気なく映して歩くだけで連続写真が撮れて、その写真をAIが調整しながら合成して一連のビデオ映像のように仕上げてくれます。
上下左右のブレが一切見られない、まるで空中を浮遊しているかのような滑らかな動画は感動ものです。
映り込んだ人間を消す機能がついている
Luma AIには動く被写体を消去する機能が付いており、映像内の人間を消してくれます。人が多い観光地で流し撮りした場合でも、仕上がった動画に人はほとんど映っていません。
下の動画は島根の松江城で撮影したものですが、すれ違う観光客を上手に消してくれています。
スムーズで気持ちのいい映像を見ていると、旅先で見た時の感動や想い出がそのまま蘇るような気分になります。
旅先で3Dモデルを撮る楽しさも
3Dキャプチャーツールなので、旅先で気に入ったものを撮影しておいて、あとから3Dモデルにすることも可能です。
Clusterなどのメタバースプラットフォームを用いれば、バーチャルワールドに3Dモデルを再現できます。
おわりに
以上、ジンバルなしでもブレのないスムーズな映像が残せる「Luma AI」の紹介でした。
撮った映像が揺れて見づらい、という従来の悩みを吹き飛ばしてくれるような素敵な動画が撮れるので、思い出の映像づくりに最適です。新しいタイプの撮影方法として選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。