やってみなければわからなかった水耕栽培2026 ― 反省と次年の課題

2026年は我が家の水耕栽培元年。水だけで野菜が育つ、その仕組みを自分で作ってみたかったので2月末からトライしました。

水耕栽培には、土を使わないからこその手軽さがあります。土を購入して運ぶ必要はありませんし、土の処分に困ることもありません。うまく環境を整えれば、限られたスペースでも野菜を育てられます。

しかし、実際に水耕栽培を始めてみると、事前に調べているだけではわからなかったことが次々と見えてきます。

失敗だらけではありましたが、その過程には野菜を育てることだけではない楽しみもありました。

今回は、水耕栽培を実際に始めてみて、素人視点ながら見えてきたことを中心に、その魅力と難しさ、反省点、次年への課題や抱負についてまとめます。

 

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何を使って何を育ててみたか

2026年に育ててみたのは、次のようなものです。

ベビーリーフ、プチぷよ(ミニトマト)、手間いらずミニトマト、作りやすい春菊、作りやすい丸オクラ、早生きゅうり、よつぼし(いちご)、サラダほうれん草、ミニちんげん菜。

「ベビーリーフ」はホームセンターで購入。「CFプチぷよⅡ」は通販。プチぷよは1袋に7粒しか入っていない高いやつ。

 

液肥は「ハイポニカ液体肥料」。濃度は500倍。

 

3リットルの水に対してA液とB液を6ccずつ投入せよと説明書にあるので、2リットルのペットボトルに4ccずつ入れて撹拌。

 

 

春から秋までの栽培記録(ざっくり)

20260225 ポットに種まき

まずは最も簡単と言われているベビーリーフを播種。3Dプリンターで作った栽培ポットの中にスポンジのキューブを入れ、水を含ませた上で種を2粒ほど載せて、水を浸した容器に並べた。

 

20260305 LED照明開始・液肥使用開始

何はともあれと思い、水耕栽培用のLEDライトを購入。Amazonで3000円ぐらい。ついでに「TP-Link WiFiスマートプラグ」を購入したので、毎日朝6時に点灯して12時に消灯するようスケジュールを設定。

 

 

 

葉の開いたベビーリーフたちに液肥を使い始める。

安いECメーターを買ったので計測。

 

20260321 トマト&ベビーリーフ 成長が遅い

トマトが少しずつ成長してきている。まだまだ弱々しい。夜間は10℃切るような室温なので、とにかく成長が遅い。

ということは、無理して2月末に播種しても無駄だということかも。

 

ベビーリーフはそれなりのサイズになってきた。こうしてみると4種類ぐらい混ざっている感じだ。パッケージを見直したら「小松菜・チンゲン菜ほか6種」と書いてあった。(ベビーリーフって、ベビーリーフという名の品種があるのかと思い込んでいた)

ベビーリーフはゴチャゴチャ生えても問題なさそうなので、別にポットを使う必要はなさそう。

 

20260324 サラダほうれんそう&ミニトマトなど播種

「サラダほうれん草」も「手間いらずミニトマト」もダイソーで購入したもの。2袋買うと100円。

 

 

トマトは比較のため2種類。

例によって、3Dプリンターで量産した栽培用ポットを使う。

同様の方式でキュウリとオクラも播種。

 

20260326 ベビーリーフ収穫

初の収穫。30日ほどかかった。

収穫がとても面倒。でもまあまあの量になった。

小さい葉は残して、栽培を継続。

 

20260330 サラダほうれん草&ベビーリーフ&プチぷよ

サラダほうれん草は一応発芽している。何とも弱々しい。

ベビーリーフはポットをやめて、切れ込みすじをいっぱい入れたスポンジに直播きすることにした。

プチぷよの本葉。少しずつ成長している。

0326に収穫したベビーリーフの残りも、けっこう育っている。もう少し大きくなったら食べよう。

何にしても時期が早過ぎ。屋内とはいってもかなり低温。信州はまだまだしばらくは寒い。

 

20260330 イチゴの播種

スーパーで買ってきたイチゴから採取しておいた種から発芽させられるかの実験を開始。薄く切った表皮をキッチンペーパーの上で乾燥させる。3~4日でカラカラになれば種が採りやすくなる。

よつぼしの播種。食品トレイ&キッチンペーパー&サランラップ。

 

20260331 プチぷよ成長

プチぷよの苗の成長が少しずつ早まってきた。1か月かかってこんな感じ。来年は3月末スタートにしよう。

 

20260403

サラダほうれん草は育ちが悪い。寒さ&日光不足が原因なのか、ヒョロヒョロと徒長気味。まともに発芽しないものもある。

 

20260410 プチぷよ順調

プチぷよは順調に成長している。

 

20260418 プチぷよの成長が加速

多少暖かくなってきたせいか、プチぷよの成長がグンと加速した感じ。

 

20260424 プチぷよ水槽にエアーポンプ導入

プチぷよ、さらに成長。ダイソーで購入したエアーポンプを使い始める。

※写真内のサークル支柱(リング支柱)は3Dプリンターで作ったものだが、あまり機能しなかったので途中から増やすのをやめた。成長してからでは取り外せなくなる。

 

20260428 きゅうり&オクラも成長

きゅうり&オクラもようやく本葉が大きくなってきた。

 

よつぼしの双葉。いちごは時間がかかると聞いていたが、寒さもあってかものすごく成長が遅い。

 

20260501 いちごの本葉

よつぼしの小さな本葉が見える。とてもかわいいのだが、もう少し手早く成長してほしい。

 

水耕栽培コーナーの全体像はこんな感じになっている。うちは窓辺でもあまり日が当たらない。

 

20260507 ミニトマトの開花

プチぷよの花が咲いた。花が咲くとうれしい。播種から2か月以上かかった。ここからは自家受粉させないといけない。

 

20260514 ミニトマトの結実

プチぷよの実を発見。順調に育ってくれるといいのだけれど。

 

20260524 ミニトマト成長

プチぷよの実は順調に大きくなってきている。

 

20260525 ミニトマト成長

プチぷよの全長が1mを超えた。成長しすぎてLEDのあかりが届かなくなってきている。

 

20260525 オクラ・きゅうりが成長

丸オクラ。それなりに育っている。

 

きゅうり。弦を伸ばし始めたのでビニールひもをぶら下げる。

 

20260531

さらに伸びたプチぷよ。全高2mほどか。LED1面ではもう光が足りなくなってきたのでもう一面購入。

 

イチゴの成長はとても遅い。

 

20260603 キュウリ開花

キュウリの花が咲いた。このきゅうりは自家受粉なしで結実するらしい。

 

20240604 エアーポンプ改造

ダイソーで購入したエアーポンプを外部タイマーで管理したいので、常時ON状態になるように手を加える。エアーポンプはトマトといちごの水槽に使用。

 

20260615 キュウリ結実

キュウリの実。見た目ヒョロヒョロすぎだけど、ちゃんと大きく成長するのだろうか。

 

サラダほうれん草やミニチンゲン菜はあまり育たず。このまま成長してもほうれん草っぽくもチンゲン菜っぽくもならないような気がする。

 

20260620 ミニトマト成長しすぎ

プチぷよが天井に届く。これ以上伸ばしてもしょうがないので、Youtubeで見た「下に曲げてさらに伸ばす」というやつを実践することにした。

 

サラダほうれん草(写真左端)は徒長しまくりで、いっこうにほうれん草っぽくならない。

その後、サラダほうれん草はあきらめて、ベビーサラダほうれん草として収穫して食べてしまった。初心者には難しい感じ。

 

20260622 トマトの実が赤くなってきた

プチぷよの実が色づき始める。色づきはじめるまでにすごく時間がかかった。調べてみたら、トマトは開花から着色までおよそ70〜90日かかるらしい。この日数は有効積算気温(平均気温×日数)の合計で決まるそうで、特にミニトマトでは花が咲いてから赤くなるまでの積算温度が約800℃という目安もあるとか。

 

20260627 キュウリの実が成長

キュウリの実が少しずつ成長。小さくてもキュウリに見える。ミニチュア?

でもその後しばらく育てて、最終的にキュウリは室内栽培をあきらめて容器ごと屋外へ移した。

 

20260718 オクラの開花

オクラの花が咲く。白くて大きな花で、とても美しい。

 

20260818 いちごの開花

イチゴの花が咲く。

 

20260818 オクラの実、成長

オクラの実が成長。もう少しで食べられそう。

 

20260915 いちご結実

イチゴの実。イチゴはランナーが伸びた場所の反対側に実がなると聞いていたけれど、その通りだった。しかしランナーってのはどんどん伸びるのでびっくり。おおもとの株があまり大きく育ってないうちからランナーばかり育っても困るので切除。

 

20261007 成長が遅くなる

早々に涼しくなってきたせいか、葉物の成長が遅くなってきた。特に春菊はいつまでたっても大きくならない気がする。

 

20261020 春菊

春菊はまだ小さい。でも見た目は春菊っぽくなってきた。

 

イチゴはランナーの先を水につけて発根させて増やすことにした。

 

トマトやオクラは伸びた脇芽や新しい枝を切って水につけておけば発根するのでいくらでも増やせる。

 

発根したものをペットボトルや空き瓶に挿しておけば、あとは勝手に成長する。けっこうしぶとい。

 

不要な枝を切って、まとめて水に挿して放置。発根までには1週間ほどかかる場合もあるが、発根率は高いので気長に待っていればそのうち出てくる。

 

切った枝の花からも実が取れる。

 

オクラも枝を切って水につけておくと発根して増える。

 

ランナーから増やしたイチゴたち。このまま冬を越させられるか。

 

10月半ばを過ぎてから、一部のトマトの葉に白いカビのようなものが付きだした。調べたら「うどん粉病」のようなので、広がった葉や茎を除去。その後は病気が発生した葉にホウ酸水をスプレーしつつ様子を見る。

 

水耕栽培を半年続けてみて

リビングでの水耕栽培を3月はじめから10月末まで続けて、安定して収穫できたのはベビーリーフと春菊、オクラ。キュウリは途中から屋外に出したのでなんとか収穫できたが、プチぷよ(ミニトマト)は花落ちが多すぎて収穫はちょっとだけ。

キュウリとトマトはLED照明だけではうまく結実しない。使用したLEDパネルは至近距離でこそ24,000ルクスほどの光量があるが、30センチも離れると10,000ルクスを切ります。

今年は初めてだったこともあり、調子に乗ってミニトマトの木を大きく育て過ぎました。天井まで届くようなジャングルになると、それだけ照明が必要になるため、花落ちが激しくてほとんどが結実に至りませんでした。

ミニトマトに必要な光量は15,000〜20,000ルクスだそうなので、LED照明の届く範囲で小規模に成長させるのが望ましいと思われます。

最初は葉物も栽培ポットをつかって播種していましたが、2周目以降はスポンジに直接播種する方式に変えました。スポンジはダイソーで5枚セットのものを半分の厚さに切って使用しています。

トマトは最初、支柱リングを使って支えていたのですが、それではとても支えきれなくなったので天井から麻紐を垂らしてそれに主幹を固定させる方式をとりました。

オクラは2リットル用のペットボトルを使って栽培していましたが、ペットボトルに園芸用支柱を挿して支えるだけで十分でした。オクラはあまり背が高くならないのでリビング栽培向きです。それなりに収穫もできました。

きゅうりはカーテンレールに栽培用ネットを引っかけて弦を這わせていたのですが、カーテンの開け閉めがしにくくなってきたので屋内栽培をあきらめ、全部外に出しました。日光を浴びて実も大きく育ちましたが、屋外だけに虫にもやられました。

イチゴは種から育てることで成長過程をじっくり観察できました。ランナーから株を増やしてかなりの数を栽培していますが、大きな実をつけるに至っていません。

 

2027年の計画

ミニトマトを屋内で栽培する場合、ある程度の温度も大切ですが、強力なLED照明が必要な気がします。開花はしても結実することなくポロリと花落ちするので、ほとんど収穫できていません。

調子に乗って成長させ過ぎたのも原因ですが、LED照明を増設するか、LED照明の範囲内でこじんまりと育てるか、屋外での水耕栽培に切り替えるか、要検討です。

オクラは栽培しやすいことがわかったので、次年はオクラを増やす予定です。きゅうりは屋内では難しいことがわかりました。

サラダほうれん草は上手に栽培するコツがわかればもう一度挑戦したいと思います。

あとはいちごの栽培についてもっと調べなければならないと感じています。

 

まとめ

水耕栽培のやり方はインターネットで調べればある程度はイメージが持てます。でも栽培方法や必要な道具についての情報を得ることができても、自分の環境で植物を育てたときに何が起きるのかは、実際に試してみなければわかりませんでした。

最初は水を循環させるシステムを考えていたのですが、そこまでやらなくてよかったと思っています。水漏れも心配ですし。

2026年は失敗だらけでろくに収穫できていないのですが、水耕栽培の魅力は必ずしも大量の野菜を収穫できることだけではないということはわかりました。リビングに緑がある生活はとても楽しいものです。

でも次年は緑をめでるだけでなく、ある程度の収穫増をめざして工夫していきたいなあと思いました。

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[この記事を書いた人] GAJACO(がじゃ子)
何かを集めるための旅行、コンプするための旅行が好きなスマホ写真部。旅行に位置ゲーは欠かせません。ポケGOはもちろんのこと、ムーミンムーブ、ピクミンブルーム、信長の野望、モンハンNOWなど浅く広く楽しんでいます。Xアカウント:@Gajacoでも情報共有。

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