ラーメン界の主役は『ワンタン』へ。今すぐ食べに行きたい、職人魂が宿る名店たち

日本のラーメン文化は多様で、地域ごとに異なるスタイルや味わいがあります。その中でも、ワンタンメンは特に人気のある一品で、ワンタン(雲吞)は近年、ラーメン界の主役になりそうな勢いがみられます。

琥珀色のスープに浮かぶ、透き通った衣を纏ったワンタン。それはまさに、丼の中に咲く一輪の華です。一口にワンタン麺と言っても、喉越しを極めたシルキーな皮を愛でる一杯から、海老の弾力に驚く香港流まで、その個性は驚くほど多彩。最高の一杯を求める旅は、単なる食事を超えた、究極の食感を探る冒険でもあります。さあ、湯気の向こう側に広がる、奥深い「雲呑」の世界へ一緒に踏み出してみませんか。

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ワンタンメンの歴史

ワンタンは中国の広東料理に由来し、特に香港で人気を博しています。日本には室町時代に「温飩」として伝わり、次第に「ワンタン」として定着しました。

日本でのワンタンメンは、1950年代に広州から香港に移転した料理店のメニューが影響を与えたと言われています。日本では、ワンタンメンはラーメンの一種として広まり、各地で独自のスタイルが確立されました。

地域ごとのワンタンメンの特徴

関東地方

関東地方では、特に東京で多くのワンタンメンが楽しめます。スープは鶏ガラや豚骨をベースにしたものが多く、ワンタンは肉とエビのミックスが一般的です。例えば、東京の「八雲」では、特製ワンタン麺が名物で、ジューシーな肉ワンタンとぷりぷりのエビワンタンが絶妙なバランスで提供されます。

関西地方

関西地方では、スープはあっさりとしたものが多く、ワンタンは比較的シンプルな具材が使われることが多いです。大阪の「金龍ラーメン」では、あっさりしたスープに、肉とエビのワンタンが特徴的です。

山形県

ラーメン大国・山形県の数あるラーメン店の中でも、「ワンタンメンの満月」は酒田ラーメンの象徴として知られています。自家製のワンタンは3種類の小麦粉を使用し、湿度や気温に合わせて調整されています。スープはあっさりとした魚介だしで、どこか懐かしい味わいが特徴です。

ワンタンメンの名店巡り

全国には、ワンタンに職人魂が宿る珠玉の名店がたくさんあります。その一部を紹介しましょう。

支那そば 八雲(池尻大橋)

特製ワンタン麺が名物。ジューシーな肉ワンタンとぷりぷりのエビワンタンが絶妙なバランスで、スープは鶏と豚の旨味が凝縮されています。

飯田商店 湯河原本店

わんたん入りのしょうゆラーメンが人気。自家製のワンタンは、肉の旨味が詰まっており、スープとの相性が抜群です。お店は完全予約制。

ららぽーと沼津のフードコートにも出店しており大人気なのですが、こちらのメニューにはワンタンメンがありません。

ワンタンメンの満月(三鷹)

山形県酒田市に本店がある「ワンタンメンの満月」。昭和35年創業の老舗店がこだわり続けるワンタンメンの究極の味が三鷹で堪能できます。「ワンタンメンの満月」は京都拉麺小路店にも出店しています。

南粤美食(横浜)

『孤独のグルメ Season8』にも登場した中華料理の有名店。香港スタイルの海老ワンタンが楽しめます。

手包わんたん麺 広州市場

こだわりの手作りわんたんが大人気のワンタンメン専門店。五反田、大塚、中目黒、新宿、田町、武蔵村山、横浜に店舗があります。

この他にもワンタンメンがおいしいと評判のお店として、山形県酒田市の「ワンタンメンの満月 酒田本店」、長野県岡谷市の「来々軒」、富山市元町の「南京千両 本店」、東京都杉並区浜田山の「支那そば たんたん亭」、東京都板橋区大山金井町の「支那ソバ おさだ」、東京都世田谷区の「松波ラーメン店」、東京都府中市の「手打ち 影日向」、東京都北区王子本町の「キング製麺」、神奈川県横浜市青葉区の「らぁ麺 すぎ本」、埼玉県所沢市の「さくら食堂」、群馬県前橋市の「支那そばメンフジミ」、群馬県高崎市の「支那そば なかじま」、茨城県日立市の「白河手打中華そば中村」、千葉県市川市行徳の「支那ソバ 小むろ」、大阪府大阪市西区の「カドヤ食堂 総本店」、三重県四日市市の「らーめん 鉢ノ葦葉」、広島県広島市中区の「上海総本店」、福岡県福岡市博多区中洲の「ラーメン・ワンタン 博多荘」、福岡県福岡市早良区の「ふくちゃんラーメン 田隈本店」などがあります。

ワンタンの種類・違い

ワンタン(雲呑)は、皮の厚さ、餡の量、そしてスープのスタイルによって、お店ごとに驚くほど個性が分かれます。

大きく分けて4つのカテゴリーに分類できます。

1. 「皮」を楽しむ派(てるてる坊主型・尾ひれ型)

日本の老舗ラーメン店や支那そば店に多いスタイルです。餡は小指の先ほどの少量で、「泳ぐ金魚」に例えられるような長く滑らかな皮を味わいます。

特徴: 餡よりも皮の面積が圧倒的に広い。

食感: チュルンとした喉越し。口の中でとろけるようなシルキーな質感。

代表例: 酒田ラーメン(山形)や、東京の老舗支那そば店。

2. 「肉」を味わう派(肉団子型)

町中華や点心専門店に多い、食べ応えを重視したスタイルです。

特徴: 餡が大きく、肉の弾力がしっかりしている。

食感: プリッとした歯ごたえ。小籠包に近い満足感がある。

具材: 豚肉がメインで、お店によってはクワイを入れてシャキシャキ感を出すことも。

東京を中心に店舗展開している「広州市場」は肉団子型の代表格です。

3. 海老ワンタン(広東・香港流)

海鮮の旨味を凝縮した、少し贅沢なジャンルです。

特徴: 豚肉のミンチに、ぶつ切りの海老がゴロゴロ入っている。

食感: 海老特有の「ブリッ」とした強烈な弾力。

違い: 黄色っぽい卵入りの皮(香港麺に合うタイプ)が使われることが多いです。

4. 地域・専門店特有のバリエーション

スープや調理法によっても、印象がガラリと変わります。

紅油抄手(ホンユーチャオショウ): 四川風の汁なしワンタン。ピリ辛の辣油と黒酢のタレで和えたもの。

揚げワンタン: パリパリの皮を甘酢あんなどで食べる、おつまみ寄りのスタイル。

ワンタン麺: 麺との相性を考え、スープを濁らせないよう「打ち粉」をしっかり落として茹でるなど、専門店ならではの工夫があります。

まとめ

お店のこだわりが詰まったワンタンは、皮の厚さひとつ、餡の練り方ひとつで、私たちに全く異なる景色を見せてくれます。

お気に入りの「チュルン」や「プリッ」に出会えたとき、あなたのラーメン行脚はより豊かなものになるはず。次はどこの暖簾をくぐり、あの滑らかな幸福感を味わいましょうか。あなたの旅に、最高のご馳走を。

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[この記事を書いた人] GAJACO(がじゃ子)
何かを集めるための旅行、コンプするための旅行が好きなスマホ写真部。旅行に位置ゲーは欠かせません。ポケGOはもちろんのこと、ムーミンムーブ、ピクミンブルーム、信長の野望、モンハンNOWなど浅く広く楽しんでいます。Xアカウント:@Gajacoでも情報共有。

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